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山登りと旅行の雑記帳です。

八久和川中俣沢(2日目)

2016年08月11日 | 東北地方の沢
夜半、シュラフの入り口も閉めて完全防備をしたはずが、数匹のヤブ蚊がシュラフ内に侵入し格闘。
早めに起きて焚き火を起こす。

今日はカクネ沢出合から岩屋沢までの行程。
テン場から上流方面に藪を漕ぎつつ沢筋から本流に戻る。

栃ノ木沢までは川幅の広い河原が続く。




最高の開放感。
天気も快晴でジャブジャブ進んでいく。

途中、熊さんの足跡を発見。


隣にはできたてほやほやのウンチも発見。
これにはさすがに2人でビビり、大声で叫んで存在をアピール。
こんなところで熊に遭遇したくない。

長沢、芝倉沢を通過し、この先も泳ぎ、胸までの徒渉を繰り返しながら進んでいく。




栃ノ木沢手前のビバーク適地。


薪もたくさんあってなかなかの立地。

この後も泳ぎや徒渉が続くが、エメラルドグリーンの水がきれいすぎるのと、上部に雪渓がないせいか水温が高くて気持ちいい。






小国沢出合。


プールになっていて水の色が美しい。

小国沢から先、開放感のあるゴルジュをいくつか抜け、




大岩壁を右手に見つつ進んでいくと


茶畑沢、戸立沢出合。


ここの出合は立派な滝が目印。


この先すぐのところにある大ハグラ滝。


滝というほどのものではなくいつの間にか越えていた。

大ハグラ滝の先にある大きな淵を持ったゴルジュ。


上から見たゴルジュ内部。


透明すぎて深さが分からない。

岩伝いには途中までしか行けないので泳ぐ。
ザックを背負っていったら水流が強くて戻されてしまったので、再度空身で突破。

ザックとU君をロープで引っ張る。


この先もきれいなゴルジュが続くが難なく通過。




平七沢出合到着。


時間も14時を過ぎていたので、この辺りでビバークしようと思ったけど明日の行程を考えもう少し進むことに。


30分ほど歩いたところにある岩屋沢手前の左岸にステキなビバーク適地を見つけて、ここで泊まることにした。

タープをセットして釣りに行こうと思っていたら、なんと上流から人が歩いてきた。

話を聞くと天狗角力取山から登山道を使って釣りをしに来たみたい。
岩屋沢出合にベースを張って3日間釣りをするとか。
確かに天狗角力取山に抜ける登山道がこの先にあるんだけど、実際に下ってくる人がいると思わなかったのでビックリした。

そんなこんなで釣りを始めたのは4時過ぎ。
釣り師の方の話だと今年は上部に雪渓がなくて水温が高いからイワナが水面まで上がってこないらしい。
支流の方が釣れるよ、という話なので岩屋まで行って釣り開始。
昨日のような入れ食い状態ではなく、1時間で1匹しか釣れなかった。

貴重な1匹を今日は刺身にしていただく。




山の恵みに感謝です。

この後も盛大な焚き火で、U君の持ってきた厚切りベーコンやチーズやソーセージやらを焼きながら酒を飲みつつ夜は更けていった。


(コースタイム)
カクネ沢出合(7:00)〜茶畑沢出合(10:30)〜平七沢出合(14:20)〜岩屋沢出合手前(15:00)

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