人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

仮戸沢~東ノ又沢(1日目)

2015年06月20日 | 東北地方の沢
ようやく雪解けも進み今シーズン初の沢登り。
今回は釣りも兼ねて大深沢の上流部を遡行してきた。
コースは松川温泉の先の赤川から大深山荘を経て仮戸沢を下降し東ノ又沢を遡行するルート。


スタート地点は赤川から。


大深山荘までのルートは登山道沿いだと松川温泉からのルートになるが3時間かかる。
ちょっと調べてみたところ赤川を遡行すると1時間で大深山荘まで抜けることができるらしい。

赤川の堰堤入り口の駐車スペースに7時半着。
周辺はたけのこ狩りの車がたくさん。
たけのこってそんなに美味しいのかな。
こんな早朝なのにあまりの車の多さにびっくり。

赤川は特に難しいところもなくズンズン進む。
途中から雪渓が所々出てきて、最後は300mくらいの雪渓を登ったらひょっこり登山道に出た。




この時点でこれだけ雪渓が出てきてちょっと不安になる。

登山道のすぐ隣に大深山荘があった。


今期2度目の大深山荘でちょっと休憩。

人もいなくてとっても静か。
この山荘は何度来てもいいところだなぁ。

1か月前は3mほどあった雪も全て消えていた。
なんか不思議な感じ。

大深山荘からは嶮岨森に向かう。


登山道の脇には高山植物がちらほら。










嶮岨森到着。


八幡平に向かって続く縦走路。


嶮岨森から一度下ったコルから仮戸沢に向かって下降を開始する。


最初は藪こぎだけど5分ほどで仮戸沢の沢筋に合流。

ここからはひたすら沢を下降していく。

特に難しいところはないけど、雪解けが終わったばかりだからか倒木が多くて下りにくい。

水芭蕉の群落なんかがあって癒される。


ようやく沢も広くなってきて快調に下っていく。

嶮岨森のコルから1時間半ほどで北ノ又沢と東ノ又沢との出合に到着した。




ここでちょっと休憩。

まだ時間も11時なので竿を出して釣りをすることにする。

休憩後、釣りを初めて10分。

ものすごい落雷の音にビビる。

まだ少し遠くにあるとはいえちょっとヤバそうなので荷物を片づけて高台に避難。

仮戸沢に入ってすぐの左岸高台に絶好のテン場適地がある。

本当はもうちょっと進んだところでビバークしようと思ってたけど、今日はここまでとしてツェルトを張ることにした。

テン場の横には残地されたビニールシートが木に縛り付けてあったのでありがたく使わせていただくことにした。

うまいぐあいに雨が降る前にツェルトを張り終え今日のホテル完成。


その後雨が降り始め、雷の轟音とともにゲリラ豪雨到来。

ビニールシートを張っていたのでツェルトの中は雨の浸水もなく快適。

外に出ることもできないのでふて寝した。

1時間ほど寝て起きたところ雨も小降りになっていた。

薪を集めて焚き火の準備。

木は少し湿ってしまったけど、何とか火をおこして焚き火開始。

ちょっとだけ釣りをしようと沢に行ってみたところ、案の定濁流となっていて危険なので釣りはやめることにした。


沢の増水は改めて怖い。。

結局今回の目的であったイワナは一匹も食べることなく、焚き火とビールとスナック菓子で夜を過ごした。


でも、たまには沢の中で一人で焚き火してビール飲むのも良いもんだな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿