
東京大学工学部4号館。文京区本郷7-3。2019(平成31)年4月18日
『日本近代建築総覧』では「建築年=1927(昭和2)年、構造=RC3階建、設計=内田祥三、施工=大林組」。主にマテリアル工学科やシステム創成学科が使っているという。1974(昭和49)年の地図には「鉱山冶金燃料工学/鉱山分析工学」と付記されている。
建物は中庭が2カ所ある日形の平面。外観は工学部3号館と同じ系統のデザイン――柱型がパラペットの上に突き出すのではなく、途中の壁に吸収されている。最上階の窓の上にアーチの窪み、縦に筋の入った円柱の柱型を並べた車寄せ等――だ。また、附属病院の多くの棟が同じデザインで建てられている。理工学部1号館・6号館と比べるとゴシック様式としての明瞭な特色が少ないように感じる。
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