ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




石井鉄工所月島工場。中央区月島3-26。1988(昭和63)年1月17日

月島西仲通り商店街の南のはずれの十字路の角にあった建物。写真左奥へ行くと月島川で、西仲橋を渡ると勝どき1丁目に入る。
撮影時の住宅地図では「石井駐車場管理事務所」で、建物の南側が大きな駐車場になっている。その事務所なら1室で足りるから、他に入っている会社があるのだろう。昭和25年頃の火保図では「石井鉄工所月島工場」である。なるほど、建物はいかにも大きな工場の事務所棟だ。写真左手の向かい、月島3-27のほとんどが撮影時にはやはり駐車場になっていて、そこが月島での石井鉄工所の主要工場だったようだ。
現在、「レジデンスシャルマン月島」というマンションが建ったが、そこに「石井鐵工所」の本社がある。石井鐵工所は1900(明治33)年に月島で創業。鉄塔、ガスタンク、プールなど大型施設の製作が得意なようだ。昭和12年に本社を丸の内に移したが平成16年に月島に戻した。



石井鉄工所月島工場、西側。1989(平成1)年11月26日


駐車場から見た南側。2001(平成13)年10月20日

普通の人はこんな建物に目を向けることはないと思うが、当ブログのコンテンツと似たところのある下記のサイトで取り上げている。
都市徘徊blog 慶応機械開発研究所
廃景録>消えた近代建築>石井鐵工所



東側の玄関。2001(平成13)年10月20日

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (ほうれい線マッサージくん)
2009-09-29 20:44:43
へぇ~、鉄工所の工場が街中になるんですね~。ガンガンと音が騒がしそうですが、建物はとても街中に馴染んでいますよね^^。
 
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