ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



ヤマト科学ビル
中央区日本橋本町2-1
1985(昭和60)年4月14日

中央通りの、今なら日本橋三井タワーの北の交差点を東へ入ったところにあった。写真左手に行くと昭和通り。撮影時には向かいに繊維会館の旧ビルがあった。写真のビルは、現在は建て替わって「ヤマト科学本社ビル」になっている。
写真右の古いビルもヤマト化学のものらしい。青森銀行が入っているビルは「東京薬業会館」。この辺りは江戸時代からの薬品問屋の町だ。同じ通り沿いにタケダや田辺製薬がビルを構えている。
昭和7年の火保図では「森川商店」となっている。同図で写真右のビルは単に「倉庫」。ヤマト科学のHPを見ると、創業は1889(明治22)年で「倭屋森川惣助商店」という名称だった。
『日本近代建築総覧』に「ヤマト科学工業K.K.、日本橋本町3-1、S4、RC5」というのが載っている。写真のビルとは所在地と階数が異なるので別物らしい。

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コメント
 
 
 
初書き込み (瑳峨瀬呂毛地)
2009-10-01 02:37:35
 流一様

 メタBOさんのページでは“鳥居”の件、誠に失礼致しました。今回は本町がとりあげられていましたが、この近辺の山之内製薬やその対面の大昭和製紙は撮影されてないでしょうか。もしありましたらよろしくお願いします。
 
 
 
>瑳峨瀬呂毛地様 (流一)
2009-10-01 17:59:28
鳥居が写っているといってもぼんやりしたもので自分でも自信がなかったのですが、瑳峨瀬呂毛地さんが保証してくれれば間違いないようですね。
お尋ねの写真ですが、残念ながら見たという記憶もありません。1980年発行の『日本近代建築総覧』には日本橋本町の製薬会社などが5・6件載っているので、その頃に意識して歩けば、と悔やまれます。せめて5年早く撮影を開始していれば……いまさらどうしようもないですが。
 
 
 
流一様 (瑳峨瀬呂毛地)
2009-10-02 15:16:51
 コメント、ありがとうございます。リクエストの件、了解致しました。“ないものねだり”のクセがあり、これからもご迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願いします。“鳥居”の件ですが、空撮写真で“神社”は確認したのですが、鳥居があまりに新しかったのでツクリか?と思いこんでしまいました。調べますと東宝本社ビルが出来て間もない時期だったとわかり、妙な新しさも納得したわけです。あの神社、正式名称は“東宝稲荷神社”なのだそうです。(まんま、ですね)現在も東宝の新社屋の屋上に移設されてあるとのことです。このHPは毎日の楽しみです。これからもよろしくお願いします。
 
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