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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




元商家。千葉県野田市335。2006(平成18)年3月18日

流山街道(野田の商店街では本町通り)のキッコーマン本社のすぐ北にあった出桁造りの元商家。今は取り壊されて駐車場になってしまった。

下の写真は隣の、高さは少し劣るが間口はかなりある出桁造りの家で、接して建っている倉庫に「中村商店倉庫」の文字があるから中村商店の店舗だったのだろうと推察できる。航空写真を見ると倉庫の裏に住居の母屋があるようだ。店舗は前面に荷物の入出荷作業をするための作業場をとったらしく、通りから後退して建っている。



中村商店。2006(平成18)年3月18日

野田の金融と商業』というサイトに「明治末期の野田町下町を描いた鳥瞰図 茂木勇右衛門氏画(茂木勇右衛門家所蔵)」が載っている。その図の中央右手に「太田屋」があるが、それが中村商店の建物とその配置が同じに見える。文章には「太田屋は中村熊次郎商店とも称し、明治から大正時代にかけて旅館を営業する一方で石炭の販売を行い、大正6 年( 1917 ) 頃からは肥料の取扱いも開始して、野田町外にも広い商圏を持つ石炭・肥料商へと成長します。」「中村商店は現在、石炭・肥料の販売を行っていませんが、商家建築の店舗は現存し、かつての店内には取扱肥料の看板が残されており、その商売ぶりをうかがうことができます。」とある。
建物は、たぶん倉庫も含めて明治末に建てられたもののようである。

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