ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





東京都公園資料館。千代田区日比谷公園
1986(昭和61)年8月17日

日比谷公園内にある元公園事務所。1990(平成2)年3月に東京都の有形文化財に指定され、今は建物の前に東京都教育委員会が平成2年12月に設置した説明板がある。そこに書かれているように、1910(明治43)年11月に公園の管理事務所として建てられた木造2階建てドイツ・バンガロー風の建物。設計者は東京市営繕課の技師、福田重義。東京市に入ったばかりの頃の作品になるようだが、そんな試しにやらせてもらったのかもしれないような作品が今に残されたのが面白い。
1976(昭和51)年、資料館にするため内部を改装したが、躯体と外観はいじっていないようだ。
1999年以降は老朽化と耐震性能上の問題ということで閉鎖されてしまったが、2005年に結婚式場として使えるようにした。明治の建物ではあるが、どうも内部はだいぶ改修されていそうで、見学するほどのことはないような気がする。
福田重義の作品では「横浜市開港記念会館原案(1913年)」が有名。1930年に東京市を退職して独立後の作品に「三楽病院(1933年)」がある。当ブログ『三楽病院/駿河台2丁目 』にあるので、誘導しておく。

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