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ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





釜屋金物店
神奈川県横須賀市深田台(ふかだだい)1
2014(平成26)年2月28日

京急横須賀中央駅のすぐ東を南へ上っていく通りが県道26号線(三崎街道)で、その坂道が「平坂(ひらさか)」。その平坂の中ほどから通りの両側に「上町(うわまち)銀座商店街」のアーケードが始まる。アーケードが架かる始まりに建つのが「釜屋金物店」の3階建てのビルで、隣接して出桁造りの家が建っている。横丁との角にあって、建物の石積みにした壁が目立つ建物だ。釜屋金物店の旧店舗である。
上町銀座>[ 家庭・電器 ] (有)釜屋金物店』に、なんという本か分からないが、釜屋を紹介した本のページの写真が載っていて読むことができる。それには、「釜屋金物店は明治三十年代創業で、現在の建物は大正初期に建てられたもの」「家紋入りの特注瓦は震災のときにも落ちず、建物も瓦も建築当時のまま」「鋸山から切り出した房州石の防火壁」などとある。
Take4's 悠々知的生活>ご近所探索「釜屋金物店」』には、「「釜屋」という屋号は浦賀の「釜屋金物店」から初代の鈴木斎治郎さんが暖簾分けしてもらい、明治33年にこの地に店を出したことに由来する」とあり、「斎治郎さんは横須賀市の第14代市長を務めた人で「市長の店」としても知られていた」そうである。「先代の時、戦時中金属はすべて供出、戦後は商品の仕入れに奔走。夫婦で背中と両手にいっぱいの手荷物を抱え、川口市との間を日に何回も往復したという」から重い鋳物を持って混んだ電車に乗り込んだのだろうか。1回往復したら寝込んでしまいそうである。

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