
丸共寝具店。横浜市中区野毛町2-89。2010(平成22)年4月10日
県道218号(桜木東戸塚線・平戸桜木道路)の野毛二交差点。写真左に野毛中央通り、写真右に行くと柳通りの入り口で、その間に1950年頃に建てられたと思われる店舗の建物が並んで残っていた。今は丸共が「クラスミライ横浜」(2023年4月築。6階建)という貸事務所、濱や地所はそのままで、その右は「イニシア横浜桜木町」(2020年2月築。10階建119戸)というマンションに替わっている。
写真の店は左から、「丸共寝具店、濱や地所、茶所しんり、一京屋たばこ店、中華 三幸苑、かめや寿司店」。
「丸共寝具店(スリープショップ丸共)」は、『タウンニュース>野毛の寝具店「丸共」95年の歴史に幕2018.05.17』によると、1923(大正12)年11月、「かさぶろう」という商人が野毛で布団店を開いたのが始まり。「その後、行商から貸布団や打ち返しの全盛の時代をへて、高級羽毛布団などを扱う寝具専門店として今日に至る」という。2018年7月末に野毛店は閉店した。鶴ヶ峰本店が営業している。
建物が残ってしまった「濱や地所」は、『はまれぽ>野毛で篭城…2019.01.21』によると、2007年頃に入居してきた。それ以前も30年ほど不動産屋だったという。さらにその前は、建物の壁の上部に「疊」の字のレリーフがあることから畳屋だったと思われる。
「しんり」と「一京屋」は建て替わったマンションの1階に移った。
1963年(昭和38年)創業という「三幸苑」は野毛3丁目に移っている。
「かめや」は食べログの投稿記事によると、1935(昭和30)頃に居酒屋として開店、昭和25年に鮨屋になったという老舗。再開発を機に廃業したのかも知れない。
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