ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




早稲田大学7号館。新宿区西早稲田1-6。2004(平成16)年11月9日

大隈重信像の前にある校舎。像は「昭和7年(1932年)10月17日、早稲田大学創設50周年と大隈重信10回忌を兼ねて作られた」(ウィキペディア>大隈重信)もので、朝倉文夫の作。
7号館は正面から見るとかなりクラシックな感じである。縦長の3連の窓、2階から5階まで通っている柱形、5階の窓の浅いアーチなど。戦前の建築だろうと思っていたら、1951(昭和26)年に建ったものだった。
都市徘徊blog>早稲田大学7号館』によると、「建設年:1951(昭和26)年、1957(昭和32)年に北側を増築/構造:RC/階数:5F・B1F」で、昔は理工学部の校舎だった建物という。
かつてはここに「恩寵記念館」というレンガ造の建物があった。中條精一郎(曽禰中条設計事務所)設計、レンガ造3階建。1911(明治44)年竣工。館名は皇室からの恩賜金を基礎に建設されたから。1945年5月25日の空襲により外郭を残して焼尽した(早稲田ウィークリー>恩賜記念館)。残っていれば慶應大学の図書館のような存在になったはずだ。



早稲田大学7号館裏(北)側。1957(昭和32)年に増築された部分。大きいガラス窓に映っているのは6号館。2004(平成16)年11月9日

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