ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




料亭 千葉。新宿区荒木町10。2010(平成22)年3月3日

車力門通りの北、外苑東通りからの入り口から南へ70mのところから東へ入る横丁を入って、すぐ北向きの路地を下がった正面に門を構える「千葉」という料亭。その路地は千葉の前で右(東)へ曲がり、クランク形に曲がりながら下りていく段のある坂道で、下りきったところが荒木町のすり鉢の底、策の池(むちのいけ)だ。
「千葉」は荒木町が料亭街だったころの面影を留めている唯一の料理屋、というふうに言われていたが、ごく最近、廃業してしまったらしい(コスモ通信NO32)。創業は1980(昭和55)年頃というが、建物はもっと古くからあったように見える。戦後の焼け跡から間もなく建てられたのではないだろうか。
策の池から、崖の上に建物の北側が仰ぎ見える。

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