ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




松戸屋。松戸市河原塚。2005(平成17)年3月30日

松戸家株式会社は八柱霊園正門から北へ、参道のようなケヤキ並木の通りを行って、最初の四つ角の角にある石屋。HPによると明治27年に伊勢で創業。昭和7年に松戸市に移転してきた。そのときの店舗がHPの写真にある「旧社屋」で、現在の「新社屋」は新たに建てた店舗かと思われる。あるいは旧社屋を立て直したのだろうか?
店舗の横に古い形の郵便ポストがある。墓なのかどうかは知らないが石造りのもので、「大幅値引き!」で売っている。



鹿の子家。松戸市河原塚。2005(平成17)年3月30日

松戸家のある同じ四つ角の西南角の鹿の子家石材店。『八柱霊園と周辺施設>鹿の子家石材店』に、「昭和15年に創業」とあった。
ストリートビューを見ると、家は取り壊されて空き地になっている。SVから、取り壊されたのは2015年5月から2018年8月の間である。店舗を建て替えるのだろうか? あるいは廃業?

霊園前に「石屋街」というほど石屋が集中することは珍しいに違いない。広大な八柱霊園だから開園後しばらくは墓石の需要はいくらでもあったのかもしれない。現在では不要に石屋が多いように感じてしまう。『昭和の松戸誌』(渡邉幸三郎著、崙書房出版、平成17年、1905円)には「今日参道に見られる組合員39軒を数える石屋の林立する街が形成された」とある。

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