ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




宮田染物店。松戸市松戸1680。1989(平成元)年4月2日

松戸駅の西を県道5号線(流山街道)が南北に走っている。水戸街道の旧道で、商店はだいぶ減ってしまったが商店街の通りだ。松戸駅からその通りへ出て南へ750mいくと角町(かどちょう)交差点。写真の建物はその少し手前にあった。今改めて写真を見ても、こんな銅板張りの看板建築があったのかと、どうも思い出せない。現在は駐車場になっている。
宮田染物店は当ブログの「山崎金物店、天野理髪店」の1枚目の写真の左、小松湯の左にあった。上の写真の右、民家としか見えない建物が小松湯だ。山崎金物店の写真で「近藤パン店」とした建物が商売をやめて、ヤマザキパンの店舗のファサードを取り払ってみたら銅板張りの看板建築が現れた。それは現在も見ることができる。
『昭和の松戸誌』(渡邉幸三郎著、崙書房出版、平成17年、1905円)には「宮田染物店は戦後廃業。四代目。パラペット壁は印象的。裏に現住。」と解説されている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )