ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




熱海駅デパート。静岡県熱海市田原本町11。2004(平成16)年12月5日

熱海駅の駅ビル「熱海ラスカ」が建て直されて2016年11月にオープンした。なかなかの人気らしい。写真は建て直される前の熱海ラスカで、『ウェキペディア>ラスカ熱海』によると、1951(昭和26)年12月の開業である。開業当初は「熱海駅デパート」を名乗り、のちに「熱海アボンデ」と改称した。2005年4月にJR東日本の子会社、湘南ステーションビル株式会社に統合されて「熱海ラスカ」に再度改称されている。上の写真は「熱海アボンデ」ということになるが、聞いたこともない名前で、どうも使う気になれない。写真でも「旅の思い出を売る熱海駅デパート」と書かれている。
耐震性能やバリアフリー性能に欠けることから、2010年3月31日に営業を終了し、12月までに取り壊された。



熱海駅。熱海市田原本町11。2015(平成27)年11月21日

熱海ラスカの建て替えは熱海駅を建て替えるのに伴うものだったらしい。熱海ラスカを一部取り壊した後もしばらくは写真の駅舎が残っていた。熱海駅の開業は1925(大正14)年3月で、そのとき建てた駅舎をずっと使ってきた。かなり増改築はしているのだろうが外観は開業時の面影を残している。

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