ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




金子商店。品川区南大井1-9。2015(平成27)年5月30日

旧東海道の、立会川に架かる浜川橋を南に渡って130mほどのところに残っている古い商店建築。銅板葺きの洋風看板建築だ。1981(昭和56)年の住宅地図に「金子商店」とあるが、残念ながらなんの商売をしていたのかは不明。
大井町昭和今から>昭和写真館』の「大井の風景」に「大井どんたく」の「昭和38年ミスどんたく」のパレードが写真の家の前を進む写真が載っている。道路はまだ未舗装だ。金子商店の右(北)は「浜川荘」で、タイル張りの洋風に見える2階建てアパート。その右は出桁造りの商店だが看板の文字が読めない。写真はその家の前から撮っていて、吉田商店はやはり細かくは分からない。
「大井どんたく夏祭り」は1954(昭和29)年に阪急百貨店の主催で開催された。今年で63回になる。大井町駅前の阪急百貨店の開業は1953年11月で、社長の清水雅が1年前に見た博多どんたくの印象が強かったからという。昭和38年のミスどんたくも、今では当時のことを孫に自慢していたりすると楽しい。


金子商店。南大井1-9。2015(平成27)年5月30日

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