ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




高橋名産百貨店。静岡県熱海市田原本町6。2004(平成16)年12月5日

熱海駅前の商店街は、駅の西側にJRの線路にほぼ平行した「平和通り名店街」と、そのすぐ南に平和通りとは少し南に角度をとって同じバス通りに出る「仲見世通り」の2本がある。ともに土産物屋が並ぶ商店街で、歩行者専用の道路を覆うアーケードを付けている。熱海の観光客の数は最近は持ち直していると聞くが、土産物を隣近所に買って帰るという人は減っていると思う。近年は商店街の土産物店が飲食店に転向する店が増えているようだ。
写真は駅前広場の西側で、右奥が平和通りの入り口になる。写真の土産屋は住友不動産のビルの1階に店を開いているが、現在は「角屋」という土産屋だ。角屋のHPに「平成18年4月にリニューアルオープン」とあるので、その時に現在の形になったのだろう。



丸福高橋名産店。海市田原本町6。2004(平成16)年12月5日

仲見世通りの駅側の入り口辺り。高橋名産店の建物は木造2階建てと思われる。商店街には同じ仕様の建物が何軒か見受けられる。1950(昭和25)年4月3日、仲見世通りから出火した火事は94棟7,081㎡が焼失する大火事になった。その火事とは別に熱海の中心街を焼き尽くした熱海大火の10日前のことである。駅前商店街のレトロな感じがする店舗は仲見世通りの火事の後、1951年頃に建てられたものだろう。それ以来、まだ建て替えられていない店舗が多い。



戸隠そば成木屋。田原本町7。左:2004(平成16)年12月5日、右:2015(平成27)年11月21日

高橋名産店の向かいにある日本そば屋。並びの店が変わっていないので今も景観も変わっていないような感じだが、舗装が改装され、路地にゲートが設置された。

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