ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





橋本ビル。中央区京橋3-7。1986(昭和61)年12月30日

鍛冶橋通りの、昭和通りとの交差点のすぐ西のところ。右(西)が京橋交差点の方向。写っているビルは、1986年の住宅地図で見ると、左から「篠塚本社ビル、橋本ビル」(同じビルだが名称が二つになっている)「アビタシオンビル」「東京国立近代美術館〈フィルムセンター〉」「神谷ビル」、写っていないが「松平ビル」「近代ビル/アングル」が続いて写真に上部だけ写っている「第一生命相互館」。
下の写真が現在のものだが、橋本ビルと近代ビルが残って、あとは建て替えられた。今、ストリートビュー(2016年2月)を見ると橋本ビルが工事用パネルで覆われている。調べてみると17階建てのホテルを建てていた。
橋本ビルは昭和10年頃の火保図に「槌谷ビル」で載っている建物だろう。その地図では東京国立近代美術館のところは「日本活動写真株式会社事務所」である。昭和27年の火保図では、「篠原KK物産本社」と奥が「カトレム(洋食屋か喫茶店?)」。近代美術館はその昭和27年の開館で、「旧日活本社ビルを建築家の前川國男氏の設計により改装」したというが、それが写真の建物らしい。下の写真のビルに建て替わったのは1995(平成7)年。


近影。2013(平成25)5月19日

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