ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




大亜堂書店。文京区小石川2-23。1988(昭和63)年1月30日

三叉路の小石川2丁目(現・こんにゃくえんま前)交差点。写真左手の家の裏が通称「蒟蒻閻魔」の源覚寺だ。前の通りは都道436号線で「千川通り」ともいうらしい。小石川(千川、礫川(れきせん))の流路だった。
写っている店舗は左から、エンマ屋(寝具)、タカホーム(不動産)・ミヤギノ(蕎麦)、大亜堂書店、理容及川・高橋・池書店・百点(4軒長屋と思われる)。空襲の火災から免れた一角で、いずれも戦前築の木造家屋と思われる。大亜堂の建物は昭和7年築のスクラッチタイル貼りの看板建築。



ミヤギノ蕎麦店。1988(昭和63)年3月13日



近影。2007(平成19)年2月24日

エンマ屋と大亜堂の建物が残っている。「えんまや」は居酒屋に商売替えしたらしい。タカホームとミヤギノの建物は「エスティビル小石川」になったが商売は続いている。四軒長屋があったところに建ったビルは「常光ビル」。

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