ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



料亭大松
市川市市川1-26
2007(平成19)年4月8日

京成線市川真間駅の南、千葉街道までの間に3軒の料亭があって、いまでも市川の花街を形成している。戦前は国府台に野砲兵連隊などの部隊が駐屯していて、それを背景に成立した。2008年では「市川二業組合見番」に芸者6名が登録されているという。
国府台は今では千葉商科大学などの学校、総合グラウンド、国立国府台病院などになっているが、戦前はそれらが陸軍の施設で占められていた。今では石碑も含めて10件程度の痕跡しかないようだが、探しにいってみようかと思っている。
料亭大松の入口は市川真間駅の向かいの細い路地を入ったところが入口の門で、写真はその路地の奥、地蔵山墓地から撮っている。ブロック塀の切れたところがその入口。写真に写っている建物がそれかどうか分からないが、大松では昭和2年に建てたものを今も使っている。写真右に「松花堂」の看板があるが、大松の支店である。この路地は 『市川の路地を楽しむ』に紹介されている。それを見ると手前の屋根が架かっている下を右に通じていて、市川真間駅から千葉街道へ出る道路に出られる。



平屋の民家。市川1-25。2003(平成15)年11月19日

市川真間駅南口のすぐ向かいを千葉街道に通じている道路がある。市川1丁目と新田5丁目の境になっている。その道路に面した古そうな民家。右写真の黄色い壁の家はスナックかなにかだったものだろうか。同じ写真で平屋の家の手前のほうは床屋だったような造りだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )