ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




いわしや。文京区本郷5-27。1988(昭和63)年2月21日

赤門ビルと法真寺への参道を挟んで建っていた。垂直の柱のような装飾を施した正面は横も同じだが、その横の部分が狭いので木造の建物かもしれない。横の壁面に「いわしや器械店」の文字がかすかに読める。株式会社いわしやは大正3年創業の医療器具・用品を製作販売する店。
現在は建替えられて、3階建てだが「赤門前岩田ビル」という。


1988(昭和63)年1月30日

上の写真でいわしやの右の黒いルーバーで覆われた建物は桑原博愛堂。やはり医療機器の商店で、看板の文字は「アモン医療機器 株式会社桑原博愛堂」。アーチ窓の塔屋が見える。『日本近代建築総覧』に記載があって「建築年=大正中期、構造=RC3、外壁タイル貼」。現在もまだ残っている。元のファサードを見せて欲しいものだ。

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