ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



石坪啓次商店。千代田区神田西福田町。左:1986(昭和61)年1月、右:2007(平成19)年6月26日

前の通りは神田金物通りという。写真右手へいくと中央通りの今川橋交差点、左手へいくと昭和通りの紺屋町交差点に出る。神田西福田町の町域は普通だったら番地で示される程の広さしかない。地図を眺めた限りでは神田東紺屋町が最も小さく、その次にきそうだ。昔は神田東福田町が昭和通りの東側に東西に細長くあったのだが、1965(昭和40)年の住居表示の変更で岩本町1丁目になった。神田西福田町のほうは住民の抵抗で町名が残ったという。
『日本近代建築総覧』には「石坪商店、西福田町2、S4頃、RC4、設計・施工:島崎組」で載っている。昭和30年頃の火保図では「日本会話学院」。
右の写真が現在の姿で、改修されているのでファサードを保存して建替えたのか思ったがどうもそうではなさそうだ。並びのビルも20年前のままだ。

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