ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




鳥よし。文京区小石川2-11。1989(平成1)年4月9日(2枚とも)

伝通院ビル」を撮った後、春日通りを文京公会堂のほうへ富坂を下りながら撮影したものだ。右手の信号機の表示は「富坂上」。
現在は道路が広げられて、写真の家はたぶん現在の春日通の歩道になってしまったと思う。



富坂電停ビル。文京区小石川2-7

1枚目の写真の右手の信号の先で、向かい側は中央大学理工学部だ。写真の家も現在は道路になってしまっている。
喫茶店「梨花」や洋食屋「あだち」の入った家は、その両店の間の入口に「富坂電停ビル」とある。都電の16系統(錦糸町駅前―大塚駅)の「富坂2丁目」電停があった場所はもうすこし右手の中大の正門あたりだったと思う。この都電が廃止されたのは昭和46年3月である。適度に歴史を伝える名称だ。
実を言うとぼくは向かいにある大学を出た。この稿を書きながら思い出したのだが、「梨花」はぼくが大学にかよっていた頃にはすでにあった。それがいつとは言わないがコーヒーが7・80円だった頃で、この店ではモーニングサービスはコーヒーが50円だった。

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