ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




門跡橋。中央区築地3、6。1988(昭和63)年10月9日

晴海通りの築地川南支川に架かる橋。工事用のフェンスが立てられて、撤去もまじかだ。築地本願寺のある築地3丁目側からの撮影。
現在、写真左手前辺りに門跡橋の親柱が残されたが、表札が漢字のものだから写真の親柱とは別のものらしい。



築地川南支川。築地2、6。1985(昭和60)年6月2日

備前橋から門跡橋を撮ったもの。築地川南支川というのは、築地本願寺の裏の堀川をいう。堺橋から小田原橋までの430m。


備前橋の親柱
築地7
1985(昭和60)年6月2日

大正14年5月の竣工。築地本願寺が写っていて墓石のようにも見える。
三島由紀夫の「橋づくし」に『三味線の箱みたいな形のコンクリートの柱に、備前橋と誌され、その柱の頂きに乏しい灯がついている。見ると、川向こうの左側は築地本願寺で、青い円屋根が夜空に聳えている。』とある。
三島が見たときから30年経って傷みが進んでいるようだ。

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