ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




日東紡ビル。中央区八重洲2-2。1985(昭和60)年11月10日

外堀通りと鍛冶橋通りの鍛冶橋交差点に面している。外見は銀座の和光に似ていなくもなく、やはりルネサンス様式による昭和初年の建築か、と見ていたら日東紡>建材事業の歩みに『1952、旧日東紡ビル竣工』の記述を発見した。戦後も昭和20年代までは様式建築が少しは建てられていたらしい。
昭和10頃の地図を見るとその場所(槙町3丁目)にあるのは「旅館中央館」である。
現在のビルは1989(平成1)8月の竣工。



日東紡ビル・外堀通り側。1985(昭和60)年11月10日

外堀に架かる鍛冶橋のあった下に「鍛冶橋座」という映画館があったのを憶えている。外堀を埋め立てた時、橋の下を埋め残して映画館にしたのではないかと想像する。昭和40年頃は洋画の2本立てだった。

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