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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

カナダかスイスのはずが残暑の名古屋に

2009-08-23 01:01:25 | 写真とおしゃべり
 先日、名古屋へ出かけました。
 朝夕は幾分過ごしやすくなったとはいえ、昼はまだまだ暑いですね。
 こんななか、インフルエンザが増えつつあるのは信じられないですね。マスメディアとのいたちごっこのようで、彼らが大騒ぎをしている頃はさしたる被害も出さず、もはや日常化して騒がなくなった頃に被害を及ぼしはじめるというのは皮肉ですね。

 

 駅近くの人工庭園で、暑さにへばったサラリーマン風の人が一息入れていました。ネクタイに黒っぽい背広(さすがに着てはいませんでしたが)となかなか大変ですね。
 国会議員などは「クールビズ」といってヤクザまがいの格好で赤絨毯を闊歩していたのですが、民間はなかなかそうは行かないようですね。
 このサラリーマンさんたちの最近の服装については考えるところがあり、また、秋風が吹き、ちゃんとみんなが上着を着る頃にそれに触れたいと思います。

 

 もっとも、衆議院の皆さんはその折りの罰が当たって、今頃は炎天下で喉うち涸らして絶叫の日々ですが、私どもは「ざまあごらん遊ばせ」と至ってクールにその行く末を見つめるのであります。

 喉うちからして叫ぶといえば、もうだいぶ前、8月のはじめですが、いわゆるサマージャンボくじ発売の最終日、写真にある宝くじ売り場で、はっぴ姿でのぼり片手にメガホンで呼びかけている人たちがいて、そのうちのひとりが見かけたことのある人でした。
 私の切れかかった記憶の糸がかろうじて10年前に繋がりました。

 

 その人は、私が居酒屋をやっていた頃の常連さんで、それなりの地位にある人なのですが、こうした大型の宝くじの最終日には動員されて呼び込みをやるようです。
 声をかけると、向こうも覚えていてくれました。そしてなんと、10年前の閉店の日、行けなくて申し訳なかったといって詫びてくれるのです。かえって恐縮しながらも、なんかジーンと来るものがありました。
 そんなわけで、サマージャンボを買ってしまいました。

 で、当たったかですか?当たってたら今頃こんなところでこんなもん書いていませんよ。カナダかスイスに別荘を買って、カナディアン・ロッキーかユング・フラウを見ながらうまい酒でも飲んでいますよ。

  

 話をつい最近に戻します。
 そのあと、チェコアニメの試写会を観てから、例によって映画の梯子、伏見へ行って『縞模様のパジャマの少年』を観ました。
 始まったら、ドイツの将校の家族なのにみんないきなり英語をしゃべり出してビックリしましたが、あとでよく見たら、米英合作の映画で監督はマーク・ハーマンでした。車なんかはちゃんとベンツでしたよ。

 ラストが壮絶です。どういう訳か周りは女性客が多かったのですが、始まる前はお喋りをしていた人たちが、終わった途端言葉もなくシュンとしていました。まあ、予想外といえば予想外な展開でした。

 
 
 映画館を出て御園座の前を通りかかると、「招き上げ」というのでしょうか、10月吉例歌舞伎に出演の面々が掲示されていました。演目は、通し狂言『仮名手本忠臣蔵』だそうです。
 チェコアニメにナチスVSユダヤ人の映画を見たあとだけに、別世界のようで、文化の落差のようなものに目眩がしそうでした。
 あとは今池でした。

ついでですが、私の母校が甲子園でベスト4まで進みました。
 県予選ではシードさえされなかったのに出れば出るでやるもんです。


 



コメント
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