<今週の川柳もどき> 07.8.26
■安倍内閣の新組閣
饒舌とバンソウ膏は避け組閣
(失言と不明朗は避ける?)
お友達だけでは駄目と釘刺され
(挙党一致=性格不明内閣)
身を正すふり大臣の椅子を待つ
(収支報告書訂正相継ぐ)
結局は引っかき回しただけみたい(*1)
(小池防衛相続投せず)
■国際
散布する側がほんとはネズミ以下
(パリでホームレスにネズミ駆除剤散布)
宗主国気取りに怒るバクダット(*2)
(アメリカの不快感にイラク反論)
弱者から食料奪うバイオメタ
食料を奪い車を走らせる
(中南米など主食のトウモロコシ高騰)
■その他
警官とやくざは銃で人殺す
(全警官に銃を持たす必要があるのか)
寸鉄がハイテクを嘲笑う事故
(中華航空機事故ボルトが原因)
岐阜県人だから煙草は吸いません
(男性喫煙率最低は岐阜28%、最高は香川60%)
稲刈りのニュースだ酷暑遠慮せよ
【補足】
(*1)について
私は小池防衛相を支持するものではない。
だが、彼女なりに防衛省の改革の意志はあったはずだ。それがあんなに強硬な官僚の抵抗にあったのは、改めて日本の官僚機構の強固さを思わせるのだが、しかし、もうひとつ別の問題も現しているのではないか?
それは、彼女が女性大臣だったからではないかと思われるのだ。あれが、男性の大臣だったら、やはり事態は同様に進んだだろうか。疑問はつのる。
というのは、私たちはそれについての先例を持っているからである。
小泉政権の誕生に多大な功績があった田中真紀子が外務大臣になり、彼女なりに外務省の改革を進めようとしたとき、官僚の抵抗は凄まじいものがあった。
そのすさまじさは、官僚主導に批判的であった小泉すらも屈服させた。
「後ろからスカートを踏まれた」という田中真紀子のコメントは、けだし名言であった。
(*2)について
今日のイラクの混迷が、例え、かつてのフセイン政権に問題があったにせよ、ありもしない大量殺戮兵器を喧伝した米国の侵略に端を発していることは言を待たないであろう。
アメリカの侵略行為は容認しがたいが、その結果出来たイラク政府は、傀儡との批判はあるものの、国民から選ばれた合法的な政府である。
ところが最近、アメリカはこの政府に宗主国ばりの内政干渉的非難を繰り返している。
なぜなのか?それはイラクのマリキ政権が、隣国のイランやシリアとの対話外交に踏み出したからである。
このイラク政府の選択は全く正しい。
イラクで展開されつつあるテロ行為をなくすため、イランやシリアと話し合うことは全く正しいのである。
ところが、それがアメリカの気に入らないのである。なぜなら、イランやシリアは、アメリカが規定する「ならず者国家」であるからである。
アメリカがどのような根拠で世界の国々を規定しランクづけるかはさておき、イラクの人々にとっては近隣諸国との平和的共存こそが望まれるのである。
しかし、それに不快感を示すアメリカの意図は逆に明らかになりつつある。
アメリカは、アフガン、イラクを占拠し、その余勢を駆ってイラン、シリアへも軍事的進出を行おうとしているのである。
だから、イラクとイラン、シリアが友好的になっては困るのである。
アメリカの軍需産業を中心としたコングリマリットは、戦争状態の常時化によって支えられている。
しかし、イラクの人々にとっては、そうしたアメリカの世界戦略とは関係なく、近隣諸国との平和的共存こそ緊急の必要課題なのである。
イラクの混迷を招いたアメリカが、イラク政府の隣国との懸命な平和的共存策を否定するという事実は、アメリカこそ世界の平和を脅かす巨大なテロリスト集団であること立証しているように思える。
<もうひとつの補足>
まず武力で占領さえすれば、何でもいうことを聞くというイメージを最初に与えた国は日本であろうと思う。「鬼畜米英」を叫び、「本土決戦」をおらんでいた日本は、アメリカ軍の占領下、何の抵抗もなくアメリカ様々で、それが今日まで至っている。
アメリカは、その成功例をもとに、その軍事政策を展開している。
しかし、世界の国々や民族は、日本ほどだらしないことはなく、言うべきはいい、ちゃんとそれへのアゲインストはしているのである。
■安倍内閣の新組閣
饒舌とバンソウ膏は避け組閣
(失言と不明朗は避ける?)
お友達だけでは駄目と釘刺され
(挙党一致=性格不明内閣)
身を正すふり大臣の椅子を待つ
(収支報告書訂正相継ぐ)
結局は引っかき回しただけみたい(*1)
(小池防衛相続投せず)
■国際
散布する側がほんとはネズミ以下
(パリでホームレスにネズミ駆除剤散布)
宗主国気取りに怒るバクダット(*2)
(アメリカの不快感にイラク反論)
弱者から食料奪うバイオメタ
食料を奪い車を走らせる
(中南米など主食のトウモロコシ高騰)
■その他
警官とやくざは銃で人殺す
(全警官に銃を持たす必要があるのか)
寸鉄がハイテクを嘲笑う事故
(中華航空機事故ボルトが原因)
岐阜県人だから煙草は吸いません
(男性喫煙率最低は岐阜28%、最高は香川60%)
稲刈りのニュースだ酷暑遠慮せよ
【補足】
(*1)について
私は小池防衛相を支持するものではない。
だが、彼女なりに防衛省の改革の意志はあったはずだ。それがあんなに強硬な官僚の抵抗にあったのは、改めて日本の官僚機構の強固さを思わせるのだが、しかし、もうひとつ別の問題も現しているのではないか?
それは、彼女が女性大臣だったからではないかと思われるのだ。あれが、男性の大臣だったら、やはり事態は同様に進んだだろうか。疑問はつのる。
というのは、私たちはそれについての先例を持っているからである。
小泉政権の誕生に多大な功績があった田中真紀子が外務大臣になり、彼女なりに外務省の改革を進めようとしたとき、官僚の抵抗は凄まじいものがあった。
そのすさまじさは、官僚主導に批判的であった小泉すらも屈服させた。
「後ろからスカートを踏まれた」という田中真紀子のコメントは、けだし名言であった。
(*2)について
今日のイラクの混迷が、例え、かつてのフセイン政権に問題があったにせよ、ありもしない大量殺戮兵器を喧伝した米国の侵略に端を発していることは言を待たないであろう。
アメリカの侵略行為は容認しがたいが、その結果出来たイラク政府は、傀儡との批判はあるものの、国民から選ばれた合法的な政府である。
ところが最近、アメリカはこの政府に宗主国ばりの内政干渉的非難を繰り返している。
なぜなのか?それはイラクのマリキ政権が、隣国のイランやシリアとの対話外交に踏み出したからである。
このイラク政府の選択は全く正しい。
イラクで展開されつつあるテロ行為をなくすため、イランやシリアと話し合うことは全く正しいのである。
ところが、それがアメリカの気に入らないのである。なぜなら、イランやシリアは、アメリカが規定する「ならず者国家」であるからである。
アメリカがどのような根拠で世界の国々を規定しランクづけるかはさておき、イラクの人々にとっては近隣諸国との平和的共存こそが望まれるのである。
しかし、それに不快感を示すアメリカの意図は逆に明らかになりつつある。
アメリカは、アフガン、イラクを占拠し、その余勢を駆ってイラン、シリアへも軍事的進出を行おうとしているのである。
だから、イラクとイラン、シリアが友好的になっては困るのである。
アメリカの軍需産業を中心としたコングリマリットは、戦争状態の常時化によって支えられている。
しかし、イラクの人々にとっては、そうしたアメリカの世界戦略とは関係なく、近隣諸国との平和的共存こそ緊急の必要課題なのである。
イラクの混迷を招いたアメリカが、イラク政府の隣国との懸命な平和的共存策を否定するという事実は、アメリカこそ世界の平和を脅かす巨大なテロリスト集団であること立証しているように思える。
<もうひとつの補足>
まず武力で占領さえすれば、何でもいうことを聞くというイメージを最初に与えた国は日本であろうと思う。「鬼畜米英」を叫び、「本土決戦」をおらんでいた日本は、アメリカ軍の占領下、何の抵抗もなくアメリカ様々で、それが今日まで至っている。
アメリカは、その成功例をもとに、その軍事政策を展開している。
しかし、世界の国々や民族は、日本ほどだらしないことはなく、言うべきはいい、ちゃんとそれへのアゲインストはしているのである。