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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

枯死する! 酷暑の爪痕。

2007-08-25 17:58:19 | よしなしごと
 暑い。当地はまだ酷暑日のうちにある。
 暑い、即、地球温暖化がいわれるが、一方、ヨーロッパでは冷夏だというから、話はそれほど単純でもないようだ

 しかし、温暖化が依然として進行し、それが人類史上の、否、地球史上の問題であることには変わりない。


         路傍のサツキの生け垣

 酷暑のうちにあって、人間はさまざまな対策、例えば冷房だとか、何らかの形の避暑という手段を講じることが出来る。
 それでも、死者を含めた熱害の被害者が出る。

 動物は、熱害を避け、移動したりする。それでも長期的にはその生態系などの変動を避けることは出来ないだろ
う。

 
       立ち枯れた街路樹。岐阜駅付近にて

 可哀相なのは、移動などの手段を持たない植物である。ただそれにひたすら耐え、耐えきれなければ枯死する他はない
 オーストラリアでは、干ばつのため小麦の生産が激減し、それが地球のこちら側のわが国で、輸入小麦の10%価格アップに繋がり、讃岐うどんがピンチだという。

 植物の危機は何もオーストラリアばかりではない。
 ここに掲載した植物の哀れや枯死といった事態は、それぞれ、身近な私たちの街で起こっているものである。

 
      枯れ始めた笹の植えこみ。やはり岐阜駅

 上から四番目のもの(写真はこの下)のみが、鉢植えのものであるから事情が違う
 実はここ、私の家からほど遠からぬところで、よく通る場所なのである。
 そしてこれらの鉢植えは、つい最近まではよく手入れをされ、私の目を慰めてくれたものなのである

 
      手入れをしていた人の安否が気にかかる

 それがこの有様。
 これは、手入れをし、水を欠かさなかったこの鉢植えの所有者の身に何かが起こったことを示している
 それが気がかりなのだ。

 私も暇を見てはわが家の植物たちに水をやる。それはもっぱら私の役目である。
 で、私に万一のことがあったら、やはりわが家の植物たち、特に鉢植えのものはあんな運命を辿るのだろうか

 遺言状に、「植物に水を絶やさないこと」と書いておこうかなどと考えながら、今日も水をやるのだった。

 
       往く夏にひとつ打たれたセミコロン




コメント
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