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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

去りゆく人へのオマージュ

2007-08-02 16:30:30 | ラブレター
 赤城農林水産大臣様のご辞任、まことにもって残念です。
 
 あなたは、安倍内閣でもっとも秀でたエンターティナーであり、その豊かなパフォーマンスをもって、私たちに数々の笑いを提供し、あまつさえ、政治という場で何がリアルなのかをさりげなく示すという優れた技量を発揮されました。

 事務所費の問題はもとより、ハンカチ王子の向こうをはった絆創膏とガーゼの複合効果、領収書の複写による量産という誰もがなし得なかった資源の再利用に関する創意工夫、北京へ日本米の宣伝に行かれ、日本食のパーティの後、激しい下痢に襲われるという、まるで、「日本米を食べると・・」といわんばかりの宣伝効果・・。

 
 こうしてあなたのご功績を回顧するとき、私たちが、まだまだ今後とも面白いパフォーマンスにお目にかかれそうだと期待することはご理解頂けるでしょう。

 例えば、今度はマルガリータに眼帯で現れるとか、予定していらっしゃった渡米の歓迎パーティで、アメリカ牛を食した途端ひきつけを起こされるとか、私たちの期待はいや増しに膨らむのでございました。

 にもかかわらず、今回のご辞任、まことにもって残念です。
 松岡氏が鬼籍に入り、久間氏も去った今、エンターティメント性豊かな大臣としては「アルツハイマー発言」の麻生様のみとはまことに淋しい限りです。

 それにしても、赤城様は、その去り際に際しても、自らのご辞任を、首相との間の「阿吽の呼吸」と形容され、私たちの笑いを誘うなど、徹頭徹尾サービスに努められたのはご立派というほかありません。

 ご苦労様でした。安らかにおやすみ下さい。

 


安倍総理大臣殿
 
 来るべき改造人事に当たっては、赤城氏にまさるとも劣らぬエンターティナーを入閣させて頂きますよう、切にお願いするものです。
 
 あなたの政策やご手腕に、もはや見るべきものがない以上、その閣僚の方々のパフォーマンスやエンターティナーぶりのみが私ども国民にとっての唯一の楽しみであり、慰めであります。

 私どもは、それらを拝見させて頂きながら、来るべき衆議院選挙までの実質的な政治の空白期間を耐えて参る所存です。

コメント
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