交差点で情報処理力低下
大脳で神経線維や血管が集まる白質に隙間ができ血の流れが悪くなる「白質病変」が左右の脳にある人は、車を運転中に交差点で事故を起こすリスクが高いとの研究結果を、高知工科大の朴啓彰(パクケチャン)客員教授のチームがまとめ、21日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。
朴客員教授は「交差点での運転には高い情報処理能力が必要。白質病変により、能力が低下するのが事故の原因ではないか」としており、病変の程度に応じ運転指導するなど、事故防止に役立つ可能性がある。チームは、白質病変と交通事故の関連性を示したのは世界で初めてとしている。(2013年2月21日) 【中日新聞】