バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

大脳に「白質病変」ある人、交通事故リスク大 高知工科大が確認

2014年07月10日 | 医療 医薬 健康

交差点で情報処理力低下

 大脳で神経線維や血管が集まる白質に隙間ができ血の流れが悪くなる「白質病変」が左右の脳にある人は、車を運転中に交差点で事故を起こすリスクが高いとの研究結果を、高知工科大の朴啓彰(パクケチャン)客員教授のチームがまとめ、21日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

 朴客員教授は「交差点での運転には高い情報処理能力が必要。白質病変により、能力が低下するのが事故の原因ではないか」としており、病変の程度に応じ運転指導するなど、事故防止に役立つ可能性がある。チームは、白質病変と交通事故の関連性を示したのは世界で初めてとしている。(2013年2月21日) 【中日新聞】

新経連がiPSの山中教授表彰 第1回イノベーション大賞

2014年07月10日 | NEWSクリッピング

 IT企業を中心とする経済団体「新経済連盟(新経連)」は8日、独創的な技術革新で社会に貢献した人をたたえる「イノベーション大賞」の第1回受賞者に、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製でノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥・京都大教授を選んだ、と発表した。

 同日、東京都内で授与式を開催。新経連の三木谷浩史代表理事(楽天社長)が「iPS細胞の研究だけでなく、実用化に向けたマネジメントや、基金設立などの資金調達方法も非常に革新的」と授賞理由を説明した。

 妻知佳さんと出席した山中教授は「今年は(自身の論文への疑義指摘などで)謝罪会見を2度開いて精神的につらかったが、家族や仲間に支えられた」と感謝。「3千万円の賞金は、国費では使い道が制限されているさまざまな活動に充てたい」と語った。

 同賞は日本のイノベーション(技術革新)促進を目的に新経連が今年創設。三木谷代表理事ら役員が賞金の大部分を負担した。神戸新聞 2014/7/9

iPS細胞:作製技術で人工大腸がん幹細胞 世界初、神戸大など成功

2014年07月10日 | 細胞と再生医療
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製技術を応用し、大腸がんの転移や再発の原因とされる大腸がん幹細胞を人工的につくることに世界で初めて成功したと、神戸大と京都大iPS細胞研究所などのグループが発表した。採取が難しかった大腸がん幹細胞の研究が可能になり、新たな治療法の開発が期待される。10日、米オンライン科学誌、プロスワンに掲載される。

 がん組織の中にはがん幹細胞があり、がん細胞を作り出すと考えられている。転移や再発を防ぐため、がん幹細胞を死滅させる治療法が求められるが、がん幹細胞はがん組織の中に僅かしかなく、研究が難しかった。毎日新聞 2014年07月10日





血液適合性等の評価用の実験システム及び実験方法

2014年07月10日 | 診断 分析 検査 予防 実験動物
出願番号 : 特許出願2010-267806 出願日 : 2010年11月30日
公開番号 : 特許公開2012-117910 公開日 : 2012年6月21日
出願人 : 学校法人早稲田大学 発明者 : 岩▲崎▼ 清隆 外4名
発明の名称 : 血液適合性等の評価用の実験システム及び実験方法、並びに、これらに用い

【課題】全血を用い、人体内の血液と同様の状況下で血液適合性等の評価を行うことを可能にする。
【解決手段】本発明の実験システムは、グルコースが添加された血液にサンプルSを浸漬した状態で収容するサンプル容器11と、サンプル容器11を回転可能に保持する保持装置12と、サンプル容器11の周囲の温度を体温程度に維持する恒温器14と、酸素及び二酸化炭素を含むガスをサンプル容器11の周囲に供給するガス供給装置15とを備えている。サンプル容器11は、血液、サンプルSを外気非接触の状態で封入する容器本体17を含み、容器本体17には、その内外間で酸素及び二酸化炭素を透過可能にするガス交換部25が設けられている。ガス供給装置15からの酸素及び二酸化炭素の濃度、圧力及び流量を調整することで、サンプル容器11内の血液のpHが人体の正常範囲に維持可能となる。ekouhou 特許公開・明細書