バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

自然現象・社会動向の予兆発見と利用

2007年12月29日 | 医療 医薬 健康
研究者 大澤 幸生 (筑波大学社会工学系)
研究実施機関 筑波大学

報告概要 本研究で大澤らは意思決定のために重要となる事象・状況・または情報を「チャンス」と称し、チャンスを発見する手法を研究してきた。その目標は、ダイナミックかつ複雑に変化する実社会の中で個人および組織がリスクに負けず、むしろ変化の中から生まれ出るチャンスの価値を正しく捉えて行動する方法を確立しようというものであった。その成果は書籍や論文の他、ビジネス等に役立つ実学としての成果を生んできた。次に、これらの研究の概要について概説する。人間の意思決定にこれまでにない影響を及ぼすようなチャンスには未知因子が関与しており、人がチャンスに働きかけた反応から初めてその未知因子を感覚的に知ることが多い。例えば、ファッションデザイナーがある青年の服装に関心を持ったら、その青年に話しかけてみることが新しい流行実現への有効なステップとなる。このため、大澤らが確立してきたチャンス発見手法の基礎は(1)チャンスの価値を理解して行動するまでに人が環境と相互作用を行ってゆく過程の理解(2)(1)のプロセスを促進するため、環境についてのデータを解析し可視化する手法という2点である。J-Store 研究報告コード R040000091

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。