バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

蛋白質フラスコを用いた高効率酵素型触媒

2007年12月29日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
研究者 林 高史
 所属: 九州大学大学院工学研究院応用化学部門
研究実施機関 九州大学

報告概要 ミオグロビンは、天然に広く存在するヘム蛋白質の一つであり、酸素の貯蔵がその生理学的役割である。一方、ミオグロビンの補欠分子であるヘム(ポルフィリン鉄錯体)は、酸素分子を結合するだけでなく、酸化反応の触媒としての能力を秘めている。本研究者はこの点に着目し、ミオグロビンに化学的修飾を施すことにより、環境負荷軽減型の新しい生体材料・触媒を開発することを目的とした。具体的には、ミオグロビンへの基質結合部位の構築、活性中心の変換、ヘムポケット(反応場)の改良を試みた。特に、天然ヘムをミオグロビンから除去したアポ蛋白質に対して、修飾した機能化ヘムを挿入することにより、大胆なミオグロビンの機能化を狙った。 J-Store 研究報告コード R040000080

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。