研究者 居城 邦治
所属: 北海道大学電子科学研究所分子認識素子研究分野
報告概要 新規な有機光半導体の分子設計のために,光学的にみてπ電子が弱く相互作用するDNAを固体基板上に並べて分子膜を作製し,分子導線としてまた光導電体としての可能性を検討した。気水界面にアニオン性のDNAとカチオン性脂質との複合膜を形成させ,それを固体基板に移しとって分子膜を調製した。複合体中の電子供与体(光機能性脂質)から電子受容体への電子の動きを蛍光消光法で調べ,DNA膜は電子を良く通すことが分かった。電子供与体を含むPolyG-PolyCのDNA複合膜がもっとも高い光電流が発生した。電子供与体は光増感剤として機能し,DNAに光増感剤を組み合わせることにより光導電体として動作することが確認できた。J-Store >> 研究報告コード R993100835
所属: 北海道大学電子科学研究所分子認識素子研究分野
報告概要 新規な有機光半導体の分子設計のために,光学的にみてπ電子が弱く相互作用するDNAを固体基板上に並べて分子膜を作製し,分子導線としてまた光導電体としての可能性を検討した。気水界面にアニオン性のDNAとカチオン性脂質との複合膜を形成させ,それを固体基板に移しとって分子膜を調製した。複合体中の電子供与体(光機能性脂質)から電子受容体への電子の動きを蛍光消光法で調べ,DNA膜は電子を良く通すことが分かった。電子供与体を含むPolyG-PolyCのDNA複合膜がもっとも高い光電流が発生した。電子供与体は光増感剤として機能し,DNAに光増感剤を組み合わせることにより光導電体として動作することが確認できた。J-Store >> 研究報告コード R993100835