バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

優性の矮性形質を示すイネ属植物、およびその利用

2010年02月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
国際出願番号 : PCT/JP2006/320717 国際出願日 : 2006年10月18日
国際公開番号 : WO2007/046403 国際公開日 : 2007年4月26日
出願人 : 国立大学法人名古屋大学 外1名 発明者 : 松岡 信 外4名

 イネの種子またはカルスに突然変異誘発処理を施し、イネを再生したところ幾つかの矮性個体を得ることに成功した。該矮性個体について矮性遺伝子の優劣関係を調べ、矮性形質が優性に遺伝する4変異体:SLRD1-SLRD4を得ることに成功した。上記4変異体の矮性の原因遺伝子の解析の結果、上記4変異体の原因遺伝子は相互に対立性を示し、いずれも第4染色体に座乗するSlr1遺伝子の点突然変異に起因していた。得られた矮性変異体と野生型インド品種及び日本型品種とを交雑させたところ、雑種第1代(F1)の表現型は草丈に対し不完全優性を示し、いずれも半矮性を示した。上記突然変異遺伝子を利用することにより、半矮性のハイブリッドライスおよび矮性の固定品種を育種することが可能であることが明らかになった。 明細書PDF >> PatentScorp

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