バイオの故里から

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ウイルスを不活性化させ、免疫原性を低下させる方法

2007年06月29日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平4-268466 出願日 : 1992年10月7日
公開番号 : 特許公開平6-113835 公開日 : 1994年4月26日
出願人 : 日水製薬株式会社 外1名 発明者 : 橘 圀 臣 外3名

発明の名称 : ウイルスを不活性化させ、免疫原性を低下させる方法

【目的】 生体試料、その抽出物、分画物、これらを含有する製剤中に場合により存在するウイルス又は手術用器具、着衣等に場合により付着しているウイルスを不活性化する方法、被処理物が生体由来のものである場合には免疫原性を低下させる方法及びこれらを同時に行う方法を提供する。
【構成】 被処理物に電子線が照射される。
【効果】 電子線の照射線量は正確にコントロール可能であり、処理時間が極めて短時間で済むので、被処理物が生体由来の物質であってもその変性の程度が極めて僅かであり、大量処理が可能である。更に、電子線は透過力が強く且つ被処理物に発熱をもたらさないので被処理物が生体由来の物質である場合に液状態、凍結状態、乾燥粉末状態、凍結乾燥状態等の任意の且つ最適保存条件下で照射を行うことができ且つ電子線はバイアル等の容器を透過するので、容器内に封入した状態で照射処理を行うことができ、従って照射後においても微生物等による汚染を未然に防止することができる。

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