バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新規作用機序を有する抗生物質ライソシンの発見 カイコを利用した実験から

2015年10月17日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
東京大学 科学技術振興機構 記者会見
関連研究者:浜本洋・内田龍児・浜本 洋・関水和久



日本で産業用の昆虫として用いられてきたカイコに細菌を感染させた実験手法を利用して、これまでに新規抗生物質ライソシンを発見していました。
ライソシンEが多剤耐性黄色ブドウ球菌(MRSA、注1)の細胞膜を破壊する作用機序を解析し、メナキノン(注2)を標的とするというこれまでの抗生物質とは異なる新しい機構であることを明らかにしました。
ライソシンEは短時間で優れた殺菌性を示すため、治療効果が優れており、毒性も低く、多剤耐性黄色ブドウ球菌の新しい治療薬としての応用が期待されます。日本の研究→ 
https://research-er.jp/articles/view/28757

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。