バイオの故里から

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肝細胞の増殖を促進する肝再生制御因子Orm1

2017年10月24日 | 細胞と再生医療
肝細胞の増殖を促進する肝再生制御因子Orm1 -肝疾患の診断・予後予測バイオマーカー開発に期待-

プレスリリース 掲載日:2017.10.24
理化学研究所 日本医療研究開発機構

今回、共同研究グループは、部分的に肝臓を切除した肝再生マウスモデルを用い、切除2時間後から1週間後までの個体から分離された肝類洞内皮細胞[1]と肝細胞からRNAを抽出し、CAGE法[4]を用いて肝再生過程の遺伝子発現変化を網羅的に解析しました。遺伝子発現制御ネットワークを構築することで発現の因果関係を調べた結果、急性相タンパク質の一つオロソムコイド(Orm1)が、肝細胞が活発に分裂する部分肝切除48時間後にその発現がピークになり、細胞周期を活性化する遺伝子群を制御することが分かりました。同様の結果は、ヒトの肝がん細胞株や臨床検体においても観察されました。
https://research-er.jp/articles/view/64227


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