バイオの故里から

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末梢血単球由来多能性幹細胞作製方法

2016年05月03日 | 細胞と再生医療
出願人: 独立行政法人産業技術総合研究所, 一般社団法人バイオ産業情報化コンソーシアム
発明者: 中西 真人, 西村 健, 佐野 将之, 大高 真奈美

出願 JP2011075715 (2011/11/08) 公開 WO2012063817 (2012/05/18)

【要約】患者のゲノム情報と同一のゲノム情報を持ち、かつES細胞と近似した性質を有する誘導多能性幹細胞を、iPS細胞の作製に用いた遺伝子を細胞内に残すことなく、ヒト末梢血単球から作製する。染色体に外来の遺伝情報を組み込む活性を持たない持続発現型センダイウイルスベクターに細胞の初期化遺伝子を搭載し、末梢血由来の単球に該遺伝子を導入して発現させた後、該遺伝子を含むベクターゲノムRNAを細胞から除去することにより、誘導多能性幹細胞を樹立する。上記センダイウイルスベクターは、分化細胞提供個体と同一のゲノム情報を持つ誘導多能性幹細胞を極めて簡便かつ効率的に作成することが可能であり、しかも腫瘍化のリスクが低く、安全であり、このセンダイウイルスベクターは、有用な誘導多能性細胞の提供を通じて、例えば、細胞補充療法等を安全かつ効率的に実施するための有力なツールとなりうる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2012063817/

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