バイオの故里から

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ラットにおける生体内でのDTH−応答を減少させる二つのサソリペプチドVm23及びVm24

2018年10月26日 | 医療 医薬 健康
ヒトT−リンパ球カリウムチャンネル(Kv1.3亜型)を高い選択性で遮断し、ラットにおける生体内でのDTH−応答を減少させる二つのサソリペプチドVm23及びVm24 スコア:7161 審査請求:有 審査最終処分:特許登録
出願人: ウニヴェルシダ ナシオナル アウトノマ デ メヒコgoogle_iconyahoo_icon
発明者: ルーリヴァル ドミンゴス ポッサーニ ポステイ, ゲオルヒーナ グローラ−ブリオネス, サイダ パトリシア サラス−カスティロ, セサール ヴィセンテ フェレイラ バティスタ, ゾルタン エス ヴァルガ, ギョルギ パンイ, レッソ ガスパル
【要約】カリウムチャンネルKv1.3は、免疫疾患及び移植片拒絶反応に関与することが知られている。高い親和性及び特異性でカリウムチャンネルKv1.3を遮断することが可能なペプチド、その医薬品組成物、並びにKv1.3カリウムチャンネルを遮断するための、各種免疫疾患を治療するための、及び診断的適用へのその使用方法を開示する。また、その化学合成及び正確な折り畳みの方法を開示する。例示的なペプチドは、メキシコサソリのヴァエジュビス・メキシカナス・スミシ(Vaejovis mexicanus smithi)の毒液から単離されたタンパク質成分(Vm23及びVm24)に対応する。Vm23及びVm24は、ほとんど不可逆的な方法でhKv1.3チャンネルに結合し、生体外でのヒトリンパ球培養に適用すると、ほぼ3ピコモル濃度程度の範囲でKd値を示す。Vm24を化学合成し、生体内での実験に用いて、感作されたラットを首尾よく治療した(DTH=応答)。比較的高い濃度で注射した場合(マウス体重1キログラム当たり10-000マイクログラムまでアッセイした)、Vm24及び合成Vm24はいずれもマウスに対して毒性を持たない。これらのペプチド(Vm24及びVm23)及び少なくとも83%の配列同一性を有するそれらの機能的に同等な類似体は、リード化合物であり、各種免疫条件の治療及び診断的適用の候補である。
出願 2010-507993 (2007/05/14) 公開 2010-528988 (2010/08/26)

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