バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ヒトグリオーマ治療に有用なリコンビナントHSV

2010年01月29日 | 細胞と再生医療
国際出願番号 : PCT/JP2006/318304 国際出願日 : 2006年9月14日
国際公開番号 : WO2007/049409 国際公開日 : 2007年5月3日
出願人 : 学校法人慶應義塾 発明者 : 矢崎 貴仁 外3名
  ヒトグリオーマ等の腫瘍細胞を特異的にインビボで殺傷する能力を有し、ヒトグリオーマ等の治療に有用でかつ安全であり、臨床応用が容易なリコンビナントHSVを提供するものである。Musashi1プロモーターで発現するγ34.5遺伝子転写ユニットを、すでに弱毒化された単純ヘルペスウイルス(HSV)のゲノムのリボヌクレオチドリダクターゼ遺伝子部位にホモロガスリコンビネーションの手法により挿入した新たな組換えHSVであるKeM345を構築し、純化獲得する。KeM345は、組換えウイルスそのものであるため、培養細胞に感染させるだけでウイルスの増殖を行うことができるばかりでなく、悪性グリオーマに対して選択的に優れた殺細胞効果(細胞溶解力)を示し、野生型HSVに匹敵するウイルス複製を誘導できる。
J-Store >> 特許コード P09S000291

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