バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

癌および自己免疫疾患に対する治療薬としてのSmac-ペプチド

2007年12月11日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2003-583486 出願日 : 2003年4月17日
公表番号 : 特許公表2005-536457 公表日 : 2005年12月2日
出願人 : ドイチェス クレブスフォルシュングスツェントルム シュティフトゥング デス エッフェントリッヒェンレヒツ 発明者 : デバティン,クラウス,ミヒャエル 外1名

本発明は,Smacを使用して,種々の腫瘍および自己反応性免疫細胞の,細胞が次にアポトーシスを起こす種々のプロアポトーシス刺激に対する感受性を高めることに関する。したがって,Smacは,癌および自己免疫疾患の治療用の医薬を製造するための化合物として用いることができる。細胞の感受性化は,細胞透過性形のSmacを既知の抗癌剤と組み合わせて適用するか,または蛋白質を過剰発現させることにより達成される。本発明の目的は,アポトーシスの制御のためにSmacアゴニストを用いることにより,癌および自己免疫疾患の治療における新規な方法を提供することである。すなわち,Smacアゴニストは,耐性腫瘍および免疫細胞においても細胞障害性療法の効力を高める,癌および自己免疫疾患の新規かつ有望な治療である。

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