バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「食物アレルギーに有効」な物質発見~東大

2015年07月11日 | 医療 医薬 健康
日本テレビ系(NNN) 7月10日(金)19時35分配信

 東京大学は10日、乳幼児に発症が多い「食物アレルギー」に有効なアレルギー反応を抑える物質を発見したと発表した。

 体内でアレルギーを引き起こす細胞の中には「プロスタグランジンD2」という物質が存在するが、これまでその能力についてはわかっていなかったが、プロスタグランジンD2がアレルギーを抑制する力を持つことが初めてわかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150710-00000110-nnn-soci

高尿酸血症用薬フェブリク 処方医の7割近くが第一選択で使用

2015年07月11日 | 医療 医薬 健康
 発売から4年が経過した痛風・高尿酸血症治療薬フェブリクを処方した経験のある医師(以下、処方医)に意識調査したところ、15年4月時点で同剤を第一選択薬と位置付けている処方医が7割近くに達した。「第一選択薬にはしない」は2%にとどまり、処方医の間では圧倒的多数で第一選択の評価を得ていることがわかる。フェブリクは発売当時、痛風・高尿酸血症治療薬として約40年ぶりの新薬として登場した。ミクスonline.,2015/07/07



パナソニックヘルスケア 地域包括ケア睨んだ在宅医療共有システム発売へ

2015年07月11日 | 医療 医薬 健康


パナソニックヘルスケアは7月7日、「在宅医療共有システム Medicom‐HCLink」の発売を今月27日から開始すると発表した。同システムは医師、薬剤師、看護師、介護士などで構成する在宅チームに対し、訪問時のサマリや服薬状況、スタッフ間の申し送り連絡事項などをクラウドサービスで支援するもの。電子カルテシステムや電子薬歴システムとのデータ連携も可能だ。同社は地域包括ケアシステムの実現を睨み、今後5年間で約500システムの導入を目指す。ミクスonline.,2015/07/09

アッヴィ 悪性神経膠腫治療薬の国内治験実施へ 抗体薬物複合体

2015年07月11日 | 医療 医薬 健康

アッヴィは7月8日、悪性神経膠腫治療薬の治験を日本で8月にも開始すると発表した。悪性神経膠腫の中でも最も予後が悪い膠芽腫の5年累積生存率は約10%。しかし、治療薬は限られているという。がんの増殖に関与するEGFRの過剰発現や変異が見られた場合には予後が不良とされ、今回治験を行う「ABT-414」は抗体薬物複合体で、EGFRと結合し、腫瘍細胞内へ直接的に抗がん作用のある物質を送り込む作用を持つとされる。

治験はフェーズ1/2試験。悪性脳腫瘍の中で最も多いグレードIIIおよびIVの悪性神経膠腫と診断され、既に外科的腫瘍摘出術および放射線化学療法を受けられた後の再発・難治性神経膠腫の患者を対象とする。ミクスonline.,2015/07/09


セオリアファーマ 耳垢除去剤を発売 ジオクチルソジウムスルホサクシネート製剤

2015年07月11日 | 医療 医薬 健康


セオリアファーマは7月7日、耳垢除去剤ジオクチルソジウムスルホサクシネート耳科用液5%「CEO」を発売したと発表した。耳垢が詰まり、除去しにくい状態の「耳垢栓塞」などに用いられる医療用薬で、薬液を浸透させ、耳垢を軟化させて除去しやすくする。 ミクスonline.,2015/07/09

iPS細胞由来血管前駆細胞シート及びその作製方法

2015年07月11日 | 細胞と再生医療
WO 2013069661 A1

発明者:室原 豊明・本多 裕之・柴田 玲・石井 正和・鬼頭 哲太郎・鈴木 博彦
出願人:国立大学法人名古屋大学

実用に耐える強度を有し、且つ高い治療効果を発揮し得るiPS細胞由来血管前駆細胞シートを提供すること課題とする。(1)磁気ラベルしたiPS細胞由来Flk-1陽性細胞を用意するステップ;(2)I型コラーゲン、ラミニン、IV型コラーゲン及びエンタクチンを有効成分として含むゲル材料と前記Flk-1陽性細胞との混合物を調製した後、該混合物を培養容器に播種するステップ;(3)磁力を作用させることによって、前記混合物中の前記Flk-1陽性細胞を前記培養容器の培養面に引き寄せ、多層の細胞層を形成させるステップ;及び(4)前記ゲル材料をゲル化させるステップを行い、iPS細胞由来血管前駆細胞シートを作製する。 J-Store >>国内特許コード P150012042

組織自己接合型体内挿入管及び該体内挿入管と体内器官組織との接合方法

2015年07月11日 | 細胞と再生医療

出願番号 特願2013-10240 3出願日 平成25年5月14日(2013.5.14)
公開番号 特開2013-255789 公開日 平成25年12月26日(2013.12.26)

発明者:増澤 徹・青代 敏行
出願人:国立大学法人茨城大学

【課題】体内器官組織との接合を従来より迅速で、且つ簡便に行うとともに、細菌が侵入する隙間が形成されることなく高い接合強度を得るために、複合低エネルギー接合方法に適用できる組織自己接合型体内挿入管及び該体内挿入管と体内器官組織との接合方法を提供する。
【解決手段】本発明は、体内器官組織に覆われた状態で前記体内器官組織と接触して接合される体内挿入管であって、体内挿入管には、少なくとも、体内器官組織と接触する側に体内器官組織の一部が変形又は変位により侵入することにより投錨効果が得られる大きさの溝、孔又は窪みが形成され、体内挿入管と体内器官組織との接合時に溝、孔又は窪みに負圧を作用させるための通路が形成されていることを特徴とする。 J-Store >>国内特許コード P150012106


葉酸修飾メチル化シクロデキストリンを薬剤デリバリー剤として含む医薬組成物

2015年07月11日 | 医療 医薬 健康
発明の名称:腫瘍細胞選択的抗がん剤 NEW

出願番号 特願2013-106793 出願日 平成25年5月21日(2013.5.21)
公開番号 特開2014-001204 公開日 平成26年1月9日(2014.1.9)
優先権データ:特願2012-117205 ( 2012.5.23) JP
発明者
有馬 英俊・本山 敬一・東 大志・岡田 誠治
出願人:国立大学法人 熊本大学

発明の概要
【課題】 本発明は、腫瘍細胞選択性が優れた新規な抗がん作用をもつ化合物を有効成分として含む抗がん剤を提供することを目的とする。本発明はまた、腫瘍細胞選択的な新規な抗がん作用有する化合物を用いた薬剤デリバリー剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明により、葉酸修飾メチル化シクロデキストリンを抗がん作用の有効成分として含む医薬組成物が提供された。本発明によりまた、葉酸修飾メチル化シクロデキストリンを薬剤デリバリー剤として含む医薬組成物が提供された。J-Store >> 国内特許コード P150012101

HIVに対する増殖阻害作用、細胞膜の流動性低下作用、細胞膜融合阻害作用等を有する抗ウイルス剤

2015年07月11日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

出願番号 特願2012-275838  出願日 平成24年12月18日(2012.12.18)
公開番号 特開2014-058495  公開日 平成26年4月3日(2014.4.3)
優先権データ:特願2012-181663 ( 2012.8.20) JP
発明者:木村 晋也・岡田 誠治
出願人:国立大学法人佐賀大学・国立大学法人 熊本大学
発明の名称 抗ウイルス剤 NEW
発明の概要 【課題】本発明は、新たな作用機序を有する抗ウイルス剤、特に抗HIV剤を提供することを課題とする。
【解決手段】一般式(I)で表される化合物、又はその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する抗ウイルス剤であって、HIVに対する増殖阻害作用、細胞膜の流動性低下作用、細胞膜融合阻害作用等を有する薬剤。 J-Store >>国内特許コード P150012109



(式中、各記号の定義は明細書中に記載の通りである)

2型糖尿病の治療及び/又は予防薬

2015年07月11日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
   
出願番号 特願2014-165695 出願日 平成26年8月18日(2014.8.18)
公開番号 特開2015-063513 公開日 平成27年4月9日(2015.4.9)
優先権データ:特願2013-175612 ( 2013.8.27) JP
発明者:斎藤 芳郎・野口 範子・三田 雄一郎・中山 華穂
出願人:学校法人同志社

発明の名称 2型糖尿病の治療及び/又は予防薬
発明の概要 【課題】セレン含有蛋白質に関連する糖尿病、特に2型糖尿病の治療及び/又は予防剤の有効成分の提供。
【解決手段】主に肝臓で生合成される69kDa(362アミノ酸)の糖タンパク質であるセレノプロテインPの特定の領域(204~261番目のアミノ配列内、好ましくは、204~254番目のアミノ配列内、より好ましくは、204~217番目のアミノ配列内)をエピトープする抗体。イムノグロブリン、F(ab’)2、Fab、Fv、scFv、テトラボディー及びミニボディーより選択される少なくとも一つの構造を有する前記抗体。
【効果】前記抗体がセレノプロテインPの細胞内への取り込みを阻害し、また、前記抗体が、細胞内におけるグルタチオンペルオキシダーゼの増加を抑制し、糖尿病、特に2型糖尿病の治療及び/又は予防剤としての有用である。 J-Store >>国内特許コード P150012120