バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

小さなRNAの暗号解読に成功 ~右利き・左利きの謎を解明

2015年07月08日 | 医療 医薬 健康
プレシジョンメディシン時代の核酸医薬へ新たなる一歩~

プレスリリース 掲載日:2015-07-07 東京大学 日本学術振興会

東京大学大学院医学系研究科の鈴木洋特任助教(研究当時/現所属:マサチューセッツ工科 大学コーク癌総合研究所)、宮園浩平教授らの研究グループは、長く不明であった生体内の遺 伝子の制御において重要な役割を持つ小さな RNA(マイクロ RNA)の産生、特に RNA の右 利き左利きに関する中心的な原理を発見しました。研究グループは、どちらの1本鎖 RNA が マイクロ RNA として機能するかについて、普遍的な原理と対応するメカニズムの解明、さら に、これを予測・制御する数理的モデルの構築に成功しました。本研究により RNA 干渉の起 点となる2本鎖 RNA の運命を決定するしくみが明らかになったことで、マイクロ RNA の生 体における役割のより正確な理解、および、RNA 干渉を利用した核酸医薬の合理的開発・最 適化が可能になると期待されます。日本の研究.com.,2015年7月7日

腸内細菌が作る酪酸が制御性T細胞への分化誘導のカギ

2015年07月08日 | 医療 医薬 健康

-炎症性腸疾患の病態解明や新たな治療法の開発に期待-

理化学研究所(理研、野依良治理事長)、東京大学(濱田純一総長)、慶應義塾大学先端生命科学研究所(冨田勝所長)は、腸内細菌が作る酪酸[1]が体内に取り込まれて免疫系に作用し、制御性T細胞[2]という炎症やアレルギーなどを抑える免疫細胞を増やす働きがあることを明らかにしました。これは、理研統合生命医科学研究センター(小安重夫センター長代行)粘膜システム研究グループの大野博司グループディレクター、東京大学医科学研究所(清野宏所長)の長谷耕二特任教授(JSTさきがけ研究者)、慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣特任准教授を中心とする共同研究グループ[3]による成果です。

プレスリリース 2013年11月14日

慶応義塾大学医学部【免疫・腸管代謝グループ】 

2015年07月08日 | 医療 医薬 健康
研究指針・理念
なぜ同じカロリーの食事をしても太る人とそうでない人がいるのか、なぜ一度太ると元に戻すことが困難であるのか、日常の糖尿病・代謝異常症の臨床で生じる疑問に対して基礎実験を用いてアプローチし、臨床に還元できる解決策を模索することを研究の目的としています。
特にメンバーのこれまでの経験を生かし、免疫担当細胞のメタボリックシンドローム・糖尿病での役割の解明、肝臓や腸管などの消化器臓器へのアプローチを介したメタボリックシンドローム・糖尿病の治療法の探索を中心に研究を進めています。
http://www.keio-emn.jp/research/08.html

新薬ニーズ 日本は「認知症」、米国は「肥満」が第1位 日米の医師意識調査を分析

2015年07月08日 | 医療 医薬 健康
新薬ニーズ 日本は「認知症」、米国は「肥満」が第1位 日米の医師意識調査を分析

マーケティングリサーチサービスを展開する社会情報サービス(通称SSRI)とエムスリーはこのほど、日米それぞれの医師の新薬ニーズ調査結果を分析したところ、日本の医師は「認知症」の新薬を、米国の医師は「肥満」の新薬を最も求めていることがわかった。日本では認知症対策が社会問題化し、米国では肥満が大きな国家的問題になっていることから、両社は「現代の両国内の問題を強く反映している」とコメントしている。ミクスonline.,2015/07/08

MERS、日本襲来への備えは万全か 発熱・呼吸器症状と渡航歴の確認が初動の決め手

2015年07月08日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
MERS、日本襲来への備えは万全か 発熱・呼吸器症状と渡航歴の確認が初動の決め手

 中東から韓国に飛び火した中東呼吸器症候群(MERS)。わずか1カ月余りで感染者数は死亡32人を含む182人に膨らんだ。救急外来や集中治療室などでの院内感染が多発し、感染した医療者も30人超に。果たして日本の医療現場の備えは万全か。日経メディカル.,2015/7/8


OPGLへの抗体

2015年07月08日 | 医療 医薬 健康
【公開番号】特開2012-153701(P2012-153701A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)

【出願人】アムジエン・インコーポレーテツド

【課題】骨粗鬆症、ページェット病、骨髄炎、高カルシウム血症、オステオペニア、骨壊死又はリューマチ性関節炎による軟骨減少及び関節侵食に関連する骨損失を治療するための医薬組成物の提供。
【解決手段】H鎖は特定の配列のCDR1、CDR2及びCDR3を有するアミノ酸配列を含む可変領域を含み、L鎖は特定の配列のCDR1、CDR2及びCDR3を有するアミノ酸配列を含む可変領域を含む、H鎖とL鎖とを含むオステオプロテゲリンリガンド(OPGL)と相互作用する抗体を含有する医薬組成物。 ekouhou 特許公開・明細書

上皮細胞増殖因子受容体に対するヒトモノクローナル抗体

2015年07月08日 | 抗体 免疫 抗原 
【出願人】アムジェン フレモント インク.
【公開番号】特開2012-158601(P2012-158601A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)

【課題】ヒト上皮細胞増殖因子受容体(EGF-r)に対する抗体によって固形癌を抗体療法により治療するための、ヒトモノクローナル抗体の提供。
【解決手段】ヒト上皮細胞増殖因子受容体(EGF-r)に対する完全なヒトモノクローナル抗体が提供される。重鎖および軽鎖免疫グロブリン分子をコードするヌクレオチド配列および該分子を含むアミノ酸配列、特にCDR1からCDR3までの近接する重鎖および軽鎖配列に相当する配列が提供される。そのような免疫グロブリン分子およびモノクローナル抗体を発現するハイブリドーマも提供される。 ekouhou 特許公開・明細書

新規siRNA核酸製剤「TDM-812」を用いた医師主導治験開始

2015年07月08日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
新規siRNA核酸製剤「TDM-812」を用いた国立がん研究センターによる
治療抵抗性の乳がんを対象とした医師主導治験開始のお知らせ
当社は国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光)、同研究所(所長:中釜斉)と共同開発した新規siRNA*1核酸製剤「TDM-812(RPN2siRNA/A6K複合体)」(以下、TDM-812)が、国立がん研究センター中央病院(病院長:荒井保明)による第Ⅰ相医師主導治験において被験者へ投与され、本日合同記者会見を行いましたのでお知らせいたします。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20150707/9dazw6/140120150706443670.pdf

ダビガトラン中和抗体、フェーズ3で好結果

2015年07月08日 | 医療 医薬 健康
ダビガトラン中和抗体、フェーズ3で好結果 RE-VERSE AD試験の中間解析結果が発表、重篤な出血や緊急手術が必要な患者の凝固能が速やかに回復

大西淳子=医学ジャーナリスト

 新規経口抗凝固薬(NOAC)のダビガトラン(商品名プラザキサ)を使用中の患者を対象とした、中和抗体idarucizumab(イダルシズマブ)のフェーズ3試験、RE-VERSE ADの中間解析結果が報告された。2014年6月から15年2月までの登録患者90人についての解析で、重篤な出血や緊急手術のため凝固能の回復を要した患者の約9割において、速やかな中和が得られたという。日経メディカル.,2015/7/8