「後天的ゲノム修飾のメカニズムを活用した創薬基盤技術開発」（事後評価）

「後天的ゲノム修飾のメカニズムを活用した創薬基盤技術開発」（事後評価）
　新エネルギー・産業技術総合開発機構
NEDO分科会　資料　平成27年6月5日

ヒアルロン酸高発現膵癌ヒアルロニダーゼ製剤PEGPH20

ヒアルロン酸高発現膵癌にはnab-パクリタキセル、ゲムシタビンにペグ化ヒアルロニダーゼPEGPH20追加が有効な可能性

横山勇生

　ヒアルロン酸高発現進行膵癌に対して、ペグ化遺伝子組み換えヒアルロニダーゼ製剤PEGPH20を、nab-パクリタキセル、ゲムシタビンと投与することが有効である可能性が明らかとなった。無作為化オープンラベルフェーズ2試験の最新の中間解析の結果、ヒアルロン酸高度発現患者でPEGPH20を加えて投与すると、加えなかった場合よりも無増悪生存期間（PFS）、奏効率が大きく改善することが示され、全生存期間（OS）についても良好な傾向が得られた。日経メディカル.,2015/7/2