バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

体内時計:東大チーム、仕組み解明

2013年03月25日 | からだと遺伝子
 生物の活動を約24時間周期で制御する「体内時計」が正確に時を刻む仕組みを、東京大の深田吉孝教授(生物化学)のチームがマウスの実験で解明したと発表した。体内時計が異常になると、睡眠障害や精神疾患などを起こすとされ、これらの疾患の予防や治療につながる可能性がある。毎日新聞 2013年03月03日


ヒアルロン酸:分解遺伝子を特定 肌の潤い持続可能に?

2013年03月25日 | 医療 医薬 健康
 10時30分

 肌の潤いを生み出し、関節の動きを滑らかにするヒアルロン酸を分解する遺伝子を、カネボウ化粧品と慶応大のチームが特定し、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。肌の老化防止や関節炎の治療に役立つ物質の開発につながる可能性がある。ヒアルロン酸の合成を巡っては、関節を覆う膜の中や皮膚で作られるなど仕組みが解明されてきた。しかし、美容で体に注入しても、効果が長続きしないといった課題があり、分解の仕組み解明が重要になっていた。毎日新聞 2013年03月24日

iPS細胞:病気ごとの研究事業拠点4カ所を選定

2013年03月25日 | 細胞と再生医療
 科学技術振興機構は25日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療の実現のため、病気ごとの研究事業拠点を公募で選定したと発表した。脊髄(せきずい)損傷・脳梗塞(こうそく)など神経疾患▽パーキンソン病▽網膜色素変性症▽重症心不全の4疾患が選ばれた。今年度で終わる文部科学省の「再生医療の実現化プロジェクト」の後継事業。13年度から10年間続け、事業費は総額約430億円が見込まれる。毎日新聞 2013年03月25日


記憶忘却促す細胞発見 九大と名大

2013年03月25日 | 医療 医薬 健康
 九州大と名古屋大の研究グループは線虫を使った実験で、記憶を積極的に忘れさせる働きをする神経細胞が見つかったとの研究結果をまとめた。

 九州大の石原健教授(分子遺伝学)によると、情報を記憶したり、それを保持したりする仕組みは解明されているが、忘却のメカニズムは詳しく分からなかった。

 研究グループは単純な神経回路を持つ線虫を使った実験で、においの記憶の忘れ方を調べた。

 その結果、忘却を促す作用をしていると分かったのは、頭部にあって、においや温度を感じる「AWC」と呼ばれる神経細胞。近くにある嗅覚神経細胞に忘却を促す物質を放出することで、においの記憶を約4時間で忘れさせてしまうという。

 石原教授は「ヒトなどの高等生物にも、類似のメカニズムが働いている可能性がある」と話している。MSN産経新聞(Online) 2013.3.25


慢性閉塞性肺疾患(COPD)の増悪に関与するタンパク質を同定

2013年03月25日 | 医療 医薬 健康
-COPD増悪の新たな診断法や治療法の開発に道-
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、別名「肺の生活習慣病」と呼ばれる呼吸困難を伴う疾患です。喫煙など外的要因と遺伝的要因によって発症するといわれています。細菌やウイルス感染により症状が急激に悪化(増悪)することがありますが、増悪時の治療法は現在のところ吸入ステロイド剤などに限られ、新しい治療法の開発が待たれています。理研 プレスリリース 平成25年3月22日


有益な脂肪酸を含む家禽肉および家禽卵

2013年03月25日 | 健康・栄養機能性成分
出願人: モンサント テクノロジー エルエルシー
出願 2012-500764 (2009/03/16) 公開 2012-520674 (2012/09/10)

【要約】本開示は、ステアリドン酸を含有する、健康に良い脂質を動物飼料製品に組み込むことによって、改良した家禽製品および当該の家禽製品を生産する方法を提供する。さらに、本開示は、前記製品を生産するための方法を提供する。本開示の1つの実施形態において、家禽動物は、遺伝子導入植物製品を含む飼料を与えられ得る。本開示の他の実施形態において、SDA、EPA、DPA、およびDHAを含む、家禽白身肉および赤身肉製品を開示する。本開示のさらなる実施形態において、SDA、EPA、DPA、およびDHAを含む、家禽卵を開示する。明細書 pdf >> かんたん特許検索

DNAの自己組織化によるDNAナノケージ及びその製造方法

2013年03月25日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
特許4061401
出願番号 : 特許出願2002-61504 出願日 : 2002年3月7日
公開番号 : 特許公開2003-259869 公開日 : 2003年9月16日
出願人 : 株式会社産学連携機構九州 発明者 : 松浦 和則 外2名
発明の名称 : DNAの自己組織化によるDNAナノケージ及びその製造方法、並びにそれを用いたDNAナノチューブ、分子キャリアー

【課題】 わずか三種類のオリゴヌクレオチドを混合するだけで殆どエネルギーを要さずに作成できるDNAからなるナノケージを提供すること、及び一段階の操作で簡便に且つ経済的にDNAナノケージを構築できるDNAナノケージの製造方法を提供すること、並びにDNAナノケージを一次元方向に連結し融合したDNAナノチューブ、内部空間に可逆的に金属微粒子や蛋白質等のナノ粒子を複数包接することができる分子キャリアーを提供する。
【解決手段】 配列設計された三種のオリゴヌクレオチドからなり三方向に枝分かれした二重鎖DNAを自己組織化して形成されるDNAナノケージ。明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB


標的タンパク質の発現量の温度による調節方法

2013年03月25日 | 医療 医薬 健康

国際出願番号 : PCT/JP2005/015062 国際出願日 : 2005年8月18日
国際公開番号 : WO2006/019132 国際公開日 : 2006年2月23日
出願人 : 塩野義製薬株式会社 外1名 発明者 : 関水 和久 外3名

標的タンパク質をコードする遺伝子中の、アミノ酸をコードするコドンの内、少なくとも1つをストップコドンに置換した標的タンパク質をコードする変異遺伝子及び黄色ブドウ球菌に含まれるリードスルーに関与する因子を含有する細胞を培養することによって、温度依存的にタンパク質の発現量を調節できることを見出した。該タンパク質の発現量の調節方法を用いることによって、タンパク質の機能解析、標的タンパク質が菌の増殖に必須な場合は温度感受性株の作製、さらに増殖必須タンパク質の同定を行うことができる。また、作製された温度感受性株を利用した、又は同定された増殖タンパク質をターゲットとした抗菌剤のスクリーニング等を行うことが可能である。明細書 pdf >> かんたん特許検索