山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

山形一小と東京明石小

2010-08-23 23:57:00 | Weblog
 今日のニュースでは東京の中央区明石小学校の解体計画と保存をめぐる動きのことが盛んに報じられていた。
 1923年の関東大震災の惨禍の後には鉄筋コンクリート造りで耐震耐火構造の小学校建築が相次いで、それらは「復興小学校」と呼ばれているが、現存はわずかに20校に過ぎない。
 その中でも1925年建造の明石小学校は建築学会からも「重要文化財」クラスとして強く保存が求められているが、中央区は建替え計画を進め、すぐにでも解体にとりかかりそうである。
 ちなみに、山形市でも第一小学校旧校舎の保存について長年紆余曲折があり、登録文化財となって保存が決定しても利活用の方向が決まるまでに長い年月を要し、4月末以降「中心市街地活性化の拠点施設」として運営されるに至っているが、どれだけ街の賑わい回復につながっているか疑念の声もしきりであり、今後も運営には苦難がつきまといそうである。
 それでも保存されただけでも嬉しいことであり、あとは市民がどれだけ愛情を向け続けるかにかかっているかと思われる。
◆写真説明「右下」のみ中央区明石小学校校舎 「上の左右」は改修工事前の山形一小旧校舎 蔦がからまる姿が懐かしい 「下左」改修工事後の一小旧校舎 きれいになり過ぎてかえって「お色気」が喪失したとの声がしきり
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「洋傘の主」の正体見たり、... | トップ | 近くて遠い温泉で美人!?と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事