山形の過去、現在、未来

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政治家よ、お役人よ、感動をありがとう!

2012-08-21 04:28:59 | 時評
 昨日は東京銀座でロンドン五輪でのメダリストのパレードがあり、ニュースでは見物に集まった観衆の「感動をありがとう」の言葉が多かった。
 あるコラムニストはこれを「メダリストに対する神格化」と評していた。
 なるほど、メダリストたちには染髪により頭がピカピカで仏像の頭の周囲のように放射状の光の環ができている者が多い。
 むろん、彼ら彼女らは全員がスポーツマン・スポーツウーマンである。
 もし、このパレードの主役が政治家たち・官僚たちだったらどうであろうか。
 彼らに対して熱狂的に「感動をありがとう!」の声が投げかけられるであろうか。
 むろん、そんなことはありえない。
 むしろ浴びせられるのは罵声だけであろう。
 でも、わざわざそのために銀座に集まる人はほとんどいないであろう。

 ところで、政治家や官僚も多くは偉丈夫で頑健な者が多い。
 頑健だからこそ政治家や官僚(特に高級官僚)になれたと言える。
 だから、ほとんどがメダリストと同じようにスポーツが得意な人士であり、どちらかと言えば文化系というよりは「体育会系」が圧倒的に多いと言える。
 私が知っている地方公務員にも国体など国家レベルの競技会に出場の経験者はかなり存在する。 つまり五輪メダリストと政治家等とは基底は同じなのだ。
 ところが、国民や地方住民が期待するような仕事をなかなかやってくれない。
 彼らの「重要課題」に取り組む姿勢にはまったくスポーツマンにふさわしい「ねばり」がまったく感じられない。
 それらの課題もなかなか達成しないままに2~3年で別の部署に異動してしまう。
 どうせ、オレは2~3年で配置転換になるとか定年退職だから死ぬ思いで取り組まずとも給料はもらえるし、退職後の生活も安泰だということのようである。
 つまりは五輪メダリストとは異なる単なる「スポーツマン崩れ」でしかないのか。
 だから、五輪メダリストたちには是非政治家や公務員になってもらおう。
 彼ら特有の「ねばり」と「克己心」で国政や地方の重要課題や諸案件の解決に取り組んでもらいたいものである。

 謂わば「神格化」され「聖人君子」のように崇められる彼らの真骨頂は政治家や公務員になってこそ発揮されるのではないか。※写真は関連HPより
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