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池というには広大な湖沼である下池の背後の丘陵の背後は日本海で、沿岸には2月に訪れた湯の浜温泉とオワンクラゲで人気沸騰の加茂水族館がある。
前回の記事では「歴史と文化」の人文景観の名所「善宝寺」を紹介したが、今回はこの名刹の近くにある自然景観の名所である「下池」と隣接する都沢湿地をお目にかけたい。
下池は隣の上池とともに四百年以前から農業用の溜池として活用されてきたが、一帯は樹林の伐採は厳しく禁じられてきたために現在も多様な生態系が残されており、2008年10月にラムサール条約湿地帯として登録された。
鳥類だけで200種も確認されており、渡り鳥の越冬地としても有名である。また、高館山の麓の海抜はほぼ海面に近い低地でありながら、ブナの原生林で覆われている。
訪れたのは5月1日であるが、ハイカーたちはまだ桜花鑑賞を楽しむことができた。
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5月15日、戦国末期の城郭としては国内最大級の広さの山形城の三の丸跡地をグループで徒歩で1周してみた。正確には「PartⅡ」であり、前回はかなりゆっくりだったために5分の2程度しか踏破できず、今回は残りの5分の3の区間への挑戦であった。
まだ、桜が見られるのでかなり遅咲き桜なのかと思ったが、八重桜であった。
この八重桜の背後は410年の昔、長谷堂城を攻撃していた直江兼続の上杉軍を牽制するために最上義光率いる山形軍の主力部隊が待機参集していた所である。
昭和30年の当初頃までは土塁と堀が残されていたが、堀の水は汚水のように澱んでおり、その後現在のような公園に変貌したのである。