山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

再び鶴岡へ+山形市内の近況(1)

2010-05-08 12:05:38 | Weblog

 ふるさとの山に向かひて言ふことなし ふるさとの山は有難きかな・・・
という石川啄木の歌はむろん岩手の山のことだが、この写真の山は山形県鶴岡市の里山ながら、この啄木の歌がそのままあてはまるような山容である。[4月30日撮影]
 この山の名は金峯山(きんぼうさん)。
 標高は471mとさして高くはないが山ひだは深く刻まれ、離れた位置から眺めても深山幽谷の風貌を呈している。
 しかもほぼ同じ標高である内陸の山形市千歳山の西側斜面には頂上に至るまですっかり残雪が消え失せている(4月30日現在)のに、斜面が東北部ながら残雪がこれほど多く覆っているのはそれだけ厳しい地理的環境の中に位置しているからであろう。
 深山幽谷の風貌であるだけにかつては山岳信仰の拠点でもあり、今なお霊場として多くの人たちの信仰を集めている。
 ◆撮影場所は鶴岡市内の旧櫛引町西荒屋の農家民宿の近くから

 国の登録文化財である山形市立第一小学校の旧校舎が「山形市まなび館」として4月28日にオープンし、記念セレモニーが正面玄関前の広場で開催された。
 写真の左が化粧直しされた旧校舎の正面玄関のファサード。外面が綺麗にはなったが、歴史ある校舎としての風格が失われたのは淋しく残念という声もちらほら。 
 右が同小学校生徒らの祝賀合唱。子どもたちは「山形だ~いち小学校」と歌っていたが、◎十年前の卒業生である我々は「山形ダイイチ小学校」と歌うよう厳しく指導されたことを想い出した。 
コメント
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