山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

クラクラする白亜の蔵屋敷

2008-02-26 23:49:36 | 建物
 ↑ 「上」旧羽州街道沿道の旧長谷川家の蔵店 「下」同裏門

 近年まで家電会社の事務所が入居していたが、閉鎖されて何かの工事がなされようとしていたため、城下町山形のシンボルともいうべき豪商の華麗な蔵店もついに解体かと心配されたが、どうやら“化粧直し”の工事であることがわかり安堵したところであった。
 でも、装いも新たになってしばらくなるが、未だに“閉店”の状態である。
 風聞では、中心市街地の町興しに役に立つ施設として再出発を待つ段階らしい。
 今までは、この旧羽州街道沿いの蔵店の部分しか見られなかったが、現在は裏側の外観も眺められるようになった。これも道路特定財源の暫定税率のお陰のようである。
 というのも、裏側に“要るのか要らないのか不可解な都市計画道路”が新設され、この豪商屋敷の裏側部分も削りとられたからである。
 それにしても表に2棟(店蔵)、中ほどに1棟、裏手に2棟の計5棟の巨大な土蔵が現存している。以前はもっと多くの土蔵があったとも聞く。まさに東国の大坂の豪商屋敷にふさわしい。しかもまばゆいほどに“美白”になって、クラクラしてならない。
コメント (3)
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