山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

旧正月、若狭小浜の栗きんとん食べたいなあ

2008-02-07 10:16:42 | 郷土史

 ↑ 4月初頭に開かれる河北町谷地の雛祭り おおぜいの県外観光客で賑わう

 表題と雛祭りの写真との関係がわかりにくいのに、これがアメリカ大統領予備選挙とも関係があり、しかもカテゴリーが郷土史となると何のことか一層不可解になりそうだ。しかもテレビドラマの『ちりとてちん』とも関係づけられるのだ。
 今日2月7日は旧正月の元日であり、昔ならおせち料理も出されたであろう。
 2月7日といえば、確か1965年の同日にベトナム戦争に介入した米軍が北ベトナム爆撃を開始した日であるが、現在アメリカでは経済問題やイラク戦争などを争点として共に米民主党のオバマ氏とヒラリー・クリントン氏が大接戦を展開している。
 さて、次に話は山形の郷土史に移る。
 山形盆地の各地には江戸時代に作られた豪華な雛人形が数多く伝えられ、来月から4月初頭にかけて山形盆地の各地で開かれる雛祭りは今や全国的に有名な観光イベントともなっているが、多くは特産の紅花を主要な商い品目にしていた豪商たちが京都方面に出荷した帰路に京都から買い入れたものである。
 こうして盆地の豪商、豪農たちは紅花で鮮やかに染色された雛人形の衣装を城下民や農民たちに彼らが生産し荷造りした紅花の「行く末」を見てもらった。
 福井県小浜市は現在テレビドラマの『ちりとてちん』で注目されているが、江戸時代の中期までは京阪方面と北陸以北の日本海沿いの地方との重要な物資輸送の中継港町として繁栄した。むろん、山形方面に船輸送される雛人形も小浜で乗船したであろう。しかし、瀬戸内海と出雲沖経由の「西廻り航路」に押されて小浜の港は衰微していくことになる。
 はたして山形の豪商たちは若狭オバマクリントンをもおせち料理として賞味したのであろうか? ああ、くっだらねえ駄洒落での締めになった。
コメント
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